確定申告は1月4日からスタートが吉です!
確定申告書等作成コーナーで準備!
お正月くらいのんびりすればいいんじゃない?
ともいえますが、
- のんびり準備して
- サクサクと申告を済ませる
がおすすめです。
1月4日 事実上のスタート
確定申告のスタートというと、毎年2月16日と決まっています。
メディアでも取り上げられる冬のイベントです。
3月15日の期限までに申告や納税で騒々しくなります。
と言いたいところですが、実態はというと、
- 準備不足で時間に追われる
といったことが目立っています。
2月や3月(!?)から準備で慌てるのは当然です。
新年であれば「1月4日」からの準備がおすすめです。
「1月4日」が事実上の確定申告スタートと言えるからです。
1月4日 確定申告書等作成コーナーで準備
知る人ぞ知る確定申告のネタに、
- 還付申告は1月1日から可能
というトリビアがあります。
元旦から税務申告というスタートが幸先として吉かはともかく、
仕組みとして成り立っています。
現実のスタートが「1月4日」になるのは、
- 「確定申告書等作成コーナー」が年度更新されるから
という理由があります。
国税庁のオンラインサービスである「確定申告書等作成コーナー」は
確定申告のツールとして定着しています。
(「国税庁 確定申告書等作成コーナー」の検索でヒットします)
2020年(令和2年)のコロナ禍以前より電子申告が強化されています。
- マイナンバーカード + 「確定申告書等作成コーナー」
による電子申告が効率性や利便性で最有力の選択肢です。
とはいえ、「1月4日」が確定申告のスタートといっても、
- まだ準備ができていないから使うことがないのでは?
といった疑問がありそうです。
ちょっとした誤解です。
「確定申告書等作成コーナー」を申告書の作成といった「清書」ではなく、
準備段階から利用することがおすすめといえます。
確定申告の準備を進めると、
- 足りない資料
- 集計の必要性
といった欠落が明らかになっていきます。
データの不足も困りものですが、気づく間に時間も無くなっています。
「確定申告書等作成コーナー」の「その他」-「印刷して提出」で申告書作成を試してみると、
そうした落とし穴にはまらずにすみます。
「印刷して提出」で作成したデータファイルも手元で保存できます。
1月4日 穴埋と想定を並行
「確定申告書等作成コーナー」を確定申告の準備段階から利用することで、
- 処理する内容
- 必要な資料
- 反映させる集計
といった申告の準備を穴埋式に進められるだけでなく、
- 負担する納税額
といった想定も並行して可能になります。
振替納税や延納を含めた納税準備を早くから想定できれば
資金繰りを検討する時間が作れます。
「1月4日」を確定申告の準備開始とすることは、一見するとせっかちにみえます。
その一方で、2~3月以降の時間とお金の余裕にプラスになる可能性があります。
ぼちぼち準備を始めてみることをおすすめします。
蛇足
令和4年分確定申告の締め切りは、
- 「3月15日」
となっています。
コロナ感染防止での期限延長は期待しない方が安全です。
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