専門家とのつきあい方 

ピタッといきたいところです。

専門家とのつきあい方 問題や課題を知る

自分のスキルや経験を高めたいのは、ある種の本能です。
スキルアップの講習やセミナーに魅かれるのも、まだ自分に無い何かを得たいという欲求とも言えます。

とは言っても、時間も労力も無限ではないのでよその力を借りることは多々あります。
雪国ですと車のタイヤ交換は自分でやるか、整備工場やガソリンスタンドに頼むかという点でよく知られている話題です。

自分が抱えている問題や課題がタイヤ交換のようにわかりやすいものならば、解決方法も明瞭です。

その一方で、何が問題や課題であるかはっきりと言い切れない、わからないときはもどかしさを感じます。
問題や課題をはっきりさせられない時点で、自力での解決が困難だとしても、では誰に頼めばよいかでまた悩みがでます。

専門家とのつきあい方 宛先を確認する

問題や課題が曖昧でも、ある程度は絞り込みが可能にはなります。
例えば、お金のことなら税理士・会計士・中小企業診断士・ファイナンシャルプランナー・経営コンサルタントというところでしょう。

確かに上記の専門家はお金を扱う専門家ではあります。
しかし、税理士といってもフリーランス・個人事業主、オーナー中小企業、相続・事業承継、国際課税の専門と細分化されていきますし、税務会計業務よりもコンサルタントに傾注されている方、事務所の事業規模など細分化されていきます。

何でも来い!の専門家の方もおられるかもしれませんが、稀です。

つきあう専門家の能力も大事ですが、問題や課題の解決を期待できる宛先に発注しているかの確認が不可欠です。

しかし、問題や課題自体が不明なわけですから、ピンポイントで専門家に発注は困難です。

まずネットで自分の抱えている問題や課題を検索してみることをおすすめします。
何かしら抱えている問題や課題と似ていることばを発見できるきっかけになります。
また、そうしたことばを発信している専門家も見つけやすくなります。

専門家とのつきあい方 対話が必要なわけ

ネットと検索、いわゆる「グーグル先生」やAIは問題や課題の解決で有効な手段です。

とは言っても、ネット上の情報を鵜呑みにできないのも事実です。
自分の抱えている問題や課題と他の問題との関連やその程度、時間的尺度、コスト等々、問題や課題はそれぞれ個別の特徴があります。

グーグル先生ですぐに解決できる問題や課題ならば、それで良しでしょう。

しかし、解決に専門家が必要なときもあります。
問題や課題の特徴(ユニークさ)を一緒に考えて、解決にもっていく過程が必要になります。

専門家とのつきあい方では、発注の宛先の確認が必要です。
そして、宛先が定まったならより具体的に解決にもっていくための専門家との対話が重要になります。

時間とことばを補っていく過程が、専門家とのつきあい方を前向きにします。

 

蛇足
エラソーな専門家はその存在だけでNGです。

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