税理士変更の前に振り返りがおすすめです!
希望と期待の解像度を上げておく!
「物は言いよう」という表現があります。
「はっきりしなさい」・「論点を明確にして」ではなく、
「解像度を上げる」だと冷静な応対につながりそうです。
税理士の変更でも「解像度を上げる」機会がおすすめです。
税理士変更 もやもやする面談!?
事業者・経営者から税理士の顧問業務の依頼をいただく場合、
新規創業者もあれば税理士の変更希望のケースもあります。
私は依頼のお問い合わせをいただいた際には確認事項として、
- 他の税理士ではなく、どうして私を選択されましたか?
といった問いかけをしています。
事業経営での税理士顧問業務は中長期に渡ることが一般的です。
かみ合わない条件のもとではお互いに不安です。
意識のズレや違いを知っておく必要があります。
簡潔なやりとりのはずですが、スッキリしないことがあります。
ご依頼者側のことば足らずに起因していることもあります。
性格というよりも、それまでの税理士との関わり方が未整理
といったことも背景にありそうです。
税理士変更 曖昧の積み重ねで不透明に!?
事業者・経営者が税理士に業務を依頼する場合、
- 経理がわからない
- 簿記の仕組みを知らない
- 税金や申告の仕組みがわからない
- 銀行とのやりとりが不安
- 経営の管理を正確にしたい
- 節税の提案やアドバイスが欲しい etc
といった事情があります。
上記以外にも、
- 料金:金額、含まれる対象業務
- 応対:頻度(毎月・隔月・年一)、リアル・オンライン
といった観点からも税理士への依頼や変更があります。
税理士の変更依頼では、上記の検討ポイントははっきりしている
こともありますが、曖昧になっていることがあります。
税務会計分野で税理士と依頼者には理解・知識・経験面で
大きな差があります。
顧問業務が長期に渡っていると、あえて確認をとらない
という事項も増えてきます。
たとえば、税額の算出。
事業の損益であれば、
- 売上-経費=利益
と直感的にもわかりやすいのですが、
- 所得税:所得区分、所得控除、累進税率 etc
- 法人税:益金・損金、別表 etc
とだんだん気が重くなり(笑)、
- 消費税:本則・簡易課税、インボイス制度 etc
と目を逸らしたくなる様相となります。
税額算出の過程を棚上げして、算出結果の税額だけの確認
といった税理士とのやりとりが増えるかもしれません。
とはいえ、税額の算出過程がわからない状況が続きます。
理解や知識が不十分なままの税理士への依頼が続くことで、
税理士の見直しや変更が選択肢となります。
曖昧な状態の継続が不透明な依頼状況につながります。
見直しや変更も経営判断ですが、そうした判断の前に、
- 税理士への希望と期待の解像度を上げておく
といったことがおすすめです。
税理士変更 解像度を上げて希望と期待の整理!
税務会計業務を税理士依頼している・これから依頼する場合、
希望も期待もあるはずです。
希望や期待に沿う税理士への依頼がおすすめです。
口コミでもウェブでも税理士の情報収集は可能です。
他方で、希望や期待が未整理の状態で依頼されると、
いざ依頼したときにもやもやとするかもしれません。
現在依頼している税理士との業務のあり方も、
見直しや変更で希望や期待に沿うかもしれません。
税理士の見直しの前には、解像度を上げた振り返りが
ミスマッチを防ぐおすすめとなります。
蛇足
ソメイヨシノは挿し木や接ぎ木で増えるクローンですが、
それでも木ごとに見栄えが異なります。
アイキャッチ画像のソメイヨシノは幹の側から咲いていました。
下からではなく、花のすぐ上から撮影できました。
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