年末調整手続きの電子化計画はお早めに!

今後夏になると話題になるかもしれません。


パクリました(笑)。

年末調整電子化 計画は夏! 従業員・スタッフも!?

税金と季節といえば、一般には冬のイメージです。

確定申告の2~3月がメディアでもとりあげられます。
有名な会計ソフトの弥生会計も季節性を感じさせます。

会計事務所勤務の方では、法人の3月決算・5月申告の
負荷が大きいかもしれません。

その一方で、6~10月は閑散期で税金の大きなイベントは
一般にはピンとこない時期です。
(税理士や会計事務所、経理担当者は除きます(笑))

例年、初冬の年末調整が始まる頃から書類の準備などで
忙(せわ)しなくなります。

ただし、今年からはそうしたスケジュールも変わるかもしれません。

原因は年末調整手続きの電子化です。

年末調整電子化 計画は会社と従業員に分ける

確定申告の電子化(e-Tax)は着実に進んでいます。

マイナンバーカードの普及や国税庁の確定申告書作成コーナーの利用が
電子化につながっています。

確定申告と同じように年末調整手続きの電子化も今後の課題です。

確定申告の電子化は、行政と納税者双方の手続きの効率化を図っていました。

年末調整手続きの電子化は、行政と会社と従業員・スタッフの
効率化を狙っています。

見方を変えれば、会社と従業員・スタッフの対応を検討する
必要があるといえます。

年末調整の実施は11~12月が中心ですが、計画や検討はそれ以前に
行う必要があります。

年末調整手続きの電子化には従業員・スタッフへの周知が必要です。
マイナンバーカードの取得も必要になります。

夏には年末調整手続きの電子化への移行を
・どの程度
・どうやって
進めていくか検討することになります。
(電子化にも段階があります)

年末調整手続きの電子化を秋以降に検討しても、全社的な取り組みは
期待できません。

また、まったく年末調整手続きの電子化を検討しなかった場合は、
「来年から」と1年先送りになります。

年末調整電子化 不安や負担を知っておくから効率化

年末調整は従業員・スタッフにとって煩わしい印象かもしれません。

そうした煩わしさを感じる背景には、
・確定申告という所得税の手続きを自ら処理する機会が少ない
・年1回しか見ない書類の取扱い
・書類(控除証明書)の収集と管理
・書類(各種申告書)の記載
といった手続きでの負荷や負担があるためです。

負荷や負担を感じるからこそ効率化の必要性があります。

年末調整手続きの電子化には従業員・スタッフの負荷や負担の軽減もが
中長期ではつながるといった見方も有効になります。

 

蛇足
冒頭のスライドは国税庁が作成・配布しています。
会社の都合に合わせて使用可能です。
参考にしてください。
(会社名は当事務所ではなく「○○株式会社」です)
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