法定相続情報一覧図はプログラミングに類似!?
アナログでも自動化ツール!
「相続」は「争族」や「遺産」、「相続税」とつながり、
「効率性」との相性はピンとこない印象です。
まして、「プログラミング」とは…!?
とはいえ、一歩踏み込んでみると違和感はないはずです。

見た目はともかくシュークリーム
相続とツール ピンとこない!?
「確定申告」の4文字から楽しいイメージは湧きません(笑)。
税理士だと稼ぎ時になるんじゃない?と思われそうですが、
依頼内容によりけりです(笑)。
同じように「相続」からは、
- 争族
- 遺産(トラブル)
- 相続税の申告と納税の負担 etc
とネガティブな印象がありそうです。
相続の開始がネガティブな起点であることも影響しています。
ネガティブな印象は相続手続きでの「効率性」や「ツール」
といった中立的なところにも現れがちです。
相続とツール プログラミングとの類似点
相続手続きを適切かつ漏れなく、遅れずに行うことは
相続人にとって関心事となります。
他方、「効率性」や「ツール」の利用と相続手続きが
つながらないかもしれません。
「法定相続情報一覧図」の利用はそうした印象を払拭する
という点で無視できません。
亡くなった方(被相続人)の手続きには被相続人だけでなく、
相続人に関連した書類が必要となります。
- 被相続人‐出生から死亡までの戸籍謄本、除籍謄本
- 相続人全員‐戸籍謄本
被相続人・相続人全員分の書類を相続手続きごとに利用する
といった準備が負担となります。
「法定相続情報一覧図」は、
- 被相続人と相続人の戸籍謄本等を準備して、
- 一覧図をExcelなどで相続人が編集し、
- 法務局に提出する
- 後日受け取る
といった前置きがありますが、相続手続きの負担を少なくできます。
法定相続情報一覧図の利用は「プログラミング」に似ています。
相続とツール 負担と再現性
相続手続きでも税務会計での事務処理でも複雑で慣れない処理は、
- 漏れが発生しやすい
- 準備や確認に時間がかかる
- 想定外の事態に対応しづらい
と当事者の負担が増える傾向があります。
法定相続情報一覧図の利用には一覧図までの手間があるものの、
- 準備の省力化
- 漏れのない準備のの再現性
といった相続人全員の負担軽減につながります。
一度作成した一覧図は5年間の再発行が可能です。
不慣れで手続全体を把握しきれない相続手続きだからこそ、
「効率化」や「ツール」の利用の視点をもつことがおすすめです。
蛇足
アイキャッチ画像は「Haku(石川県白山市)」のシュークリームです。
シュークリームという割にはカチッとした見た目ですが、
中はしっかりすぎるほどのクリームでした。

上下をひっくり返して食べるとクリームがこぼれにくくなります。
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