会計や税金を食わず嫌いにしないコツとは?
ツールの利用と実践でアプローチ

試行錯誤は常に複数形のアプローチがあります。

今回のアプローチもその一つです。

ピータン

脱・食わず嫌い 苦手・アレルギーの誤解

税金や会計・簿記の話となると、

  1. 好奇心や関心を示される方
  2. 業務への義務感を前面に押し出される方
  3. 目をらす方(笑)

と三者三様です。

理解や習得の早さは、上記の順番という印象があります。

「好きこそ物の上手なれ」というわけです。

一方で、「目を逸らす方」がつぶやきがちな、

  • ○○は苦手で…
  • ○○アレルギーです!?
  • ○○って、難しいですよね?

という発言は放置しておくと「食わず嫌い」に陥ります。

嫌悪感や忌避感に悪化させない対策がおすすめとなります。

脱・食わず嫌い 食わず嫌いにさせる記憶

税金や会計の処理が嫌われる理由では、

  • 抽象的な専門用語
  • 見慣れない使い慣れない書類
  • 間違いやミスに対するペナルティ etc.

といったマイナス要因があります。

とりわけ、税金や会計の処理は数字を扱うので、

  • ミスや誤処理 → ペナルティ・減点

という連想が強い印象です。

言い換えると、税金や会計の処理は、

  • 満点をとらなければならない
  • 減点方式

というテストにみえそうです。

食わず嫌いどころか、嫌われるはずです(笑)。

とはいえ、上記の発想には誤解があります。

税金や会計の処理では、

  • ツールの利用が可能
  • 実務による実践が土俵

という現実的な対応が可能です。

もっとザックリいってしまうと、

  • 参考にできるものを利用しながら
  • 必要な処理だけができればOK

といった割り切った発想です。

脱・食わず嫌い ツールと実践でカバー

税金や会計の処理のツールでは、

  • 紙・ペン・電卓

を連想しがちですが、誤解です。

現実のツールは以下の通りです。

  • パソコン
  • ソフト・アプリ
  • インターネット

手書きでの転記ミスや電卓による計算ミスは
上記のツールでスルーできます。

入力ミスの修正もデジタルであれば容易です。

守備範囲、処理する対象を目前の対象に絞ってしまえば、
「あれもこれも」といった混乱を防げます。

たとえば、確定申告での決算書作成。

漠然と決算書を作成するというと、

  • 白色申告と青色申告
  • 青色申告でも簡易簿記と複式簿記
  • 一般の営業所得と農業所得

という選択肢に翻弄されます。

目標を整理してみると、混乱から個別の課題に移っていきます。

「食わず嫌い」は手付かずの状態の先送りとも言えます。

「とりあえず」でも処理をスタートしてみると、
「食わず嫌い」は消滅します。

確定申告という漠然とした対象も、

  • 「確定申告の手引き」
  • 「確定申告書等作成コーナー」

といったツールを利用してみることで、解決していく課題がわかります。

アプローチの試行錯誤での「食わず嫌い」解消がおすすめです。

 

蛇足
アイキャッチ画像は「ピータン」です。
生卵を食べるほどの卵好きの日本人とはいっても、
ピータンは敬遠される方もいらっしゃるかもしれません。
「大陸版強亜爾加里アルカリ性加工長期保存味付玉子」と割り切れば、
おいしくいただけます(笑)。

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