7月20日は「中小企業の日」です! 中小企業会計要領と経営自己診断システム

残念ながら祝日(休日)ではありません(笑)。


ちゃんとロゴマークもあります

中小企業の日 知らなかった(笑)

税理士といえばフリーランス・個人事業主などの自営業や
中小企業を応援する士業の一つです。

税制改正だけでなく、融資や社会保険の分野であっても
自営業や中小企業と関連する話題には関心があります。

といいつつ、うっかり見逃していた日があります。

7月20日「中小企業の日」です。

ちょっと言い訳をすると、「中小企業の日」が作られたのは
2019年とまだ日が浅い記念日です。

中小企業基本法が施行された7月20日を記念日としています。

また7月を「中小企業魅力発信月間」として定めています。

商工会議所をはじめとした各種の経済団体によるイベンが
実施されているようです。
(「中小企業 イベント」で検索)

中小企業の日 中小企業の会計

簿記の勉強を始めたときや経理の仕事に就くと、
ちょっとひっかかることがあります。

複式簿記での色々な処理が天下り的に伝えられるだけで、
判断の基準がピンとこないことです。

税理士や会計士の勉強すると、今度は逆に
会計基準の質と量に圧倒されます(笑)。

中小企業の実情に沿った判断の基準が必要になる
わけです。

中小企業会計要領」はそうした期待に応えた内容です。

中小企業の経営や経理に携わる方であれば、目前の処理だけでなく
処理の裏側を知っておくことがおすすめです。

下記のパンフレットが中小企業庁サイトよりダウンロードできます。
(「中小会計要領 手引き」で検索)

中小企業の日 経営自己診断システム

「中小会計要領」は中小企業会計のインプットとして
参考になります。

とはいえ、インプットだけでは物足りないかもしれません。

会計(処理)の成果を見える化するツールがあります。

経営自己診断システム」です。
(「中小機構 自己診断」で検索)

独立行政法人中小企業基盤整備機構のサイトで利用できます。

無料かつ登録不要と手軽に利用できる印象ですが、
欠かせないのは決算書です。

貸借対照表と損益計算書が必要です。

可能であれば2期分を準備したいところです。

入力を済ませると、自動で分析と見える化へと
進んでいきます。

まず総合分析。

次に個別指標分析。

倒産リスク分析もあります。

「経営自己診断システム」の入力は簡易に済みますが、
利用にあたっては適正に処理された決算書が不可欠です。

「中小企業の日」や「中小企業魅力発信月間」をきっかけにして
経理を見直してみることもおすすめです。

 

蛇足
「中小企業の日」のロゴマークには意味があるそうです。

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