実家の親と電子申告e-Tax 事前準備はお早めに

とりあえず検討から。

実家の親とe-Tax 冬の渋滞はイヤだ!

冬の風物詩があります。

石川県なら兼六園の雪つりと雪化粧。
風情があります。
(寒いので私は観に行きませんが)

風情が無い定番の光景が、毎年2~3月に税務署周辺でみられる行列。
とある通信会社に勤務していたとき、勤務先の隣が金沢国税局が入居している庁舎でした。
毎年、確定申告が始まると来庁される方の車で庁舎の周囲に車の渋滞が発生していました。

待つ時間も疲労感を生じますが、季節は真冬。
寒いだけでなく、時には暴風雪やそれにともなうトラブルも起こります。
冬の長時間の外出は避けたいのが人情です。

実家の親とe-Tax 電子申告のメリット

確定申告は期限もあり、義務なので避けられません。

外出による負担を回避する手段としておすすめしたいのが、電子申告「e-Tax」です。
国税庁によるオンラインでの電子申告サービスです。

利用は無料。
確定申告期は土日祝日・24時間利用可能です。

電子申告を利用することで、税務署へ行く手間や納税者のスケジュールを柔軟に利用できる以外にもメリットがあります。

源泉徴収票や証明書などの添付書類の提出も不要です。
(納税者が5年間保存する義務はあります)

また、青色申告特別控除(貸借対照表付き)が55万円ではなく、10万円アップの65万円になります。

なんだかうまい話です。

当然留意点があります(笑)。

電子申告のデメリットというよりも、判断が分かれる内容です。

実家の親とe-Tax マイナンバーカード方式かID・パスワード方式か

電子申告e-Taxの利用で不可欠な要素は、本人確認です。
オンラインでの申告手続きを確実にするために必要です。

e-Taxで本人確認をする方法は、「マイナンバーカード方式」と「ID・パスワード方式」があります。

当局のオシ方式は、「マイナンバーカード方式」です。
というのも、「ID・パスワード方式」は不明確ながら暫定的な措置とされています。

どちらの方式でも電子申告は可能ですが、それぞれ準備が必要です。

「マイナンバーカード方式」は、マイナンバーカードに加えてカードリーダーが必要です。
(マイナンバーカード→カードリーダーで読取→パソコンからオンラインで電子申告とするためです)
マイナンバーカードの取得に1ヶ月ほど時間もかかります。

「ID・パスワード方式」は納税者自身が身分証明書を税務署に持参してID・パスワードを取得することで利用できます。
マイナンバーカード方式より事前の準備の負担が軽いかもしれません。
とはいえ、「暫定的」な方式という点が気がかりになります。

マイナンバーカードは、「マイナポイント」だけでなく、今後健康保険証としても使われる予定です。

マイナンバーカードの取得と電子申告の利用を一度に進める機会かもしれません。

 

蛇足
言うまでもありませんが、電子申告では手書きのような書き損じや押印のトラブルはありません。

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