数の想像は難しい 図解や補数を使ってみる

手を変え品を変え。


11月から9か月後は?

数の想像は難しい 税理士は無茶ばかり言う

「一年の計は元旦にありではなく、年末にありです」と以前紹介しました。
(一年の計は元旦じゃない 未決算だから無理ゲー 年末がスタート!)

記事を読んでくれる方にプラスになればと思っての内容でしたが・・・

来年?、数か月後?、ピンとこない!?、かもしれません。

想像力が足りない、数字への意識を高めましょうといっても、ストレスがたまるだけでしょう。
(数字への意識が高いとは)

心構えは大事ですが、実行に移すためのちょっとした工夫もあったほうが助かります。

数の想像は難しい 数を図解や補数で扱う

数、お金・時間などを抽象的に処理できる最強のツールです。

その一方で、具体的なイメージがわかない、煩わしい、誰かやっといて(笑)と敬遠されがちです。

たとえば、「利益の確定に棚卸が必要です。期末棚卸を忘れずにやりましょう。」と言われても、
・利益の確定
・期末棚卸
といった要素が、どうして売上や売上原価と関連するかピンときません。

腑に落ちない・もやもやするでは、不安で実行にうつれません。

こうした数に関わる処理や将来の想像には、まず図解による理解がおすすめです。
(ボックス図 税務会計の非標準ツール)

数の想像や計算を助ける方法では、「補数」を使うことも役立ちます。

補数を使った計算例をあげてみます。

575 - 396 = ?

電卓や紙に筆算で計算すれば答えは出せますが、暗算だと一瞬ためらいます。

補数を使ってみます。

575 - 396 = 575 - (400 - 4)
= 575 - 400 + 4
= 179

396を(400-4)と変形させることで、グッと計算の負担が減ります。

また、暦の計算でも補数の考え方は応用できます。

7月からの9か月後と言われてもわかりにくい印象です。

しかし、7 - 3 = 4月、と簡単に求められます。
(9=12-3だからです)

数の想像は難しい 直感的なイメージをもっておく

事業や税金での悩みは、将来が未確定な状況で判断や行動をとらないといけないことにあります。

未確定でも判断・行動、不安とストレスが積もります。

数は強力なツールですが、抽象的すぎるものです。

図解する、補数を使って計算の負担を軽くするはちょっとした工夫です。
一足飛びの解決にはなりません。

とはいえ、自分にとって直感的なイメージを助けてくれる手段をもっておくことはおすすめです。

知りたい、気になったときに概算でお金や時間を把握しやすくしてくれます。

 

蛇足
冒頭の11月から9か月後は、
・11 + 1 + 8 、
・11 - (12 - 3)、どちらでも8月です。

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