インボイス登録の状況を説明できますか?
関係ないと言い切れますか?
インボイス登録の時間的な余裕は充分あります。
事業者であれば慌てるはずがないというお膳立てが
整っています。
インボイス説明 万全の備え!?
2023年(令和5年)10月より消費税のインボイス制度が
開始されます。
当初の予定では、2023年3月末までにインボイス制度に
登録するスケジュールでした。
しかし、現実には登録状況がパッとしなこともあり、
- 2023年9月末までOK!
と期限が延長されました。
さらに、本則課税・簡易課税に加えて、
- 「2割特例」
といった納税負担軽減措置が導入されました。
免税事業者にとっては時間的・財務的な見通しが立つ
と当局は万全の備えのようです。
その一方で、登録を見合わせている事業者も
まだまだ多いかもしれません。
インボイス説明 登録はサクッとオンラインで
免税事業者にとって開業以来の税金の届となると、
手続き上のハードルの高さを感じるかもしれません。
杞憂です。
インボイス登録の手続きは、
- マイナンバーカードを使って
- オンライン手続きで
- 10分もあれば
サクッと完了できます。
e-Taxサイトより登録手続きができます。
「申告・申請・納税」より手続きを進めます。
「新規作成」に進みます。
ごちゃごちゃ並んでいますが、通常は下記を選択します。
- 「適格請求書発行事業者の登録申請(国内事業者用)」
作成する帳票が2つありますが、連続して作成できるので、
「作成」に進みます。
「公表申出書」は「屋号」を制度に登録するための帳票です。
免税事業者がインボイス制度に登録することで
消費税の納税負担が追加されます。
下記はそうした負担への同意を確認しています。
いつからインボイス制度に参加するかといった質問です。
制度開始からインボイス発行を可能にしておくならば、
「はい」を選択します。
申請内容は下記の通りです。
- マイナンバー
- 生年月日
- 事業内容
「納税管理人」は通常不要なので「はい」を選択します。
当局からの通知をe-Taxで受け取るために
「希望する」を選択します。
基本的な入力は上記で終了です。
「屋号」を登録したい場合であれば、「公表申出書」作成に進みます。
入力する対象は屋号(例えば「林友範税理士事務所」)と簡潔です。
最後にマイナンバーカードを利用して送信します。
「送信結果・お知らせ」で送信が完了したかを確認します。
紙で申請書を作成する場合に比べて、
- 段階的に
- 誘導にしたがって
データを入力するので混乱せずにすみます。
インボイス説明 取引相手に説明できますか?
所得税を「確定申告書等作成コーナー」を利用して
電子申告している方であれば手続きは簡潔です。
登録の申請後は、
- 経理処理
- 納税負担
といったインボイス開始後の対策に取り組みます。
一方で、免税事業者でインボイス登録をしない場合、
登録しない理由を把握しておく必要があります。
取引する事業者にとってインボイス登録は
消費税の納税負担を左右します。
また、値付け・取引価格でも誤解が生じかねません。
取引相手に伝わるように状況を整理しておくことも
インボイス対応となります。
蛇足
免税事業者を対象にした「2割特例」は俗称です。
これといったネーミングがみられません。
安直な「2割特例」が定着しそうです。
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