WordPressでフローチャートを作成する!
WP Mermaidをクラシックエディターで利用!
パッと見過ごしてしまいがちなフローチャート。
発信者側は導入に歓喜していたりします(笑)。
WP Mermaid フローチャートの利点と限界
税務会計分野はお金や税金と関連するということもあり、
専門家も一般の方も広く関与します。
とりわけ所得税の確定申告。
通常であれば、「源泉徴収+年末調整」で確定申告が不要な方も
- 医療費控除
- 雑損控除
- 住宅ローン初年度
- 副業での収入 etc.
といった具合に確定申告が必要なケースもあります。
問題は情報の整理、判断の確認です。
- 確定申告が必要
- 確定申告がおすすめ
- 確定申告が不要
条件を羅列しても、確認する情報量が多いと挫けます。
フローチャートを利用することで
- 条件を細分化
- 判断の過程を見える化
といったメリットが得られます。
WP Mermaid クラシックエディターでも利用できる
WordPressでの情報発信とフローチャートの組み合わせは
相性が良さそうです。
フローチャートの作成ではExcelを利用することがよくあります。
手軽に利用できる上に参照できる事例も多くあります。
反面、WordPressとExcelにまたがってコンテンツを作成する
非効率性もあります。
WordPressのプラグイン「WP Mermaid」を導入することで、
- WordPressでのフローチャート作成
- フローチャート作成の効率化
と一石二鳥が狙えます。
プラグインのインストール・有効化をすれば、設定は不要です。
WordPress の「クラシックエディター」でも使用できます。
WP Mermaidでは、
- 上記の「ショートコード」をエディター上の「ビジュアル」で貼り付け
- コマンドで構成していく
といった処理でフローチャートが作成できます。
「WP Mermaid」ではMarkdownを利用します。
(WordPressブログの効率的な入力)
ショートコードはスニペットツールに登録しておくと便利です。
WP Mermaid アタマの整理と見える化
フローチャートを利用することで、
- アタマの整理
- 判断の見える化
といった情報処理が可能になります。
利用者目線では、
- やるべきこと
- 不要なこと
といった仕分けを行うことになります。
作成者目線では、
- ホント―にわかってたっけ(笑)?
と確認や裏付けをとることになります。
フローチャートは利用する側も作成する側にとっても
プラスの効果が期待できます。
本日のサンプル
給与所得者の確定申告判定のフローチャートです。
ショートコード間のコマンドは以下の通りです。
flowchart TD;
id1([給与所得者])--年調未済--->id2([還付の可能性アリ]);
id1([給与所得者])--年調済--->id3{雑損控除の適用};
id3{雑損控除の適用}--Yes--->id2([還付の可能性アリ]);
id3{雑損控除の適用}--No--->id4{医療費控除の適用};
id4{医療費控除の適用}--Yes--->id2([還付の可能性アリ]);
id4{医療費控除の適用}--No--->id5{住宅ローン初年度};
id5{住宅ローン初年度}--Yes--->id2([還付の可能性アリ]);
id5{住宅ローン初年度}--No--->id6{2ヶ所以上からの給与};
id6{2ヶ所以上からの給与}--Yes--->id7([申告必要]);
id6{2ヶ所以上からの給与}--No--->id8{給与所得以外の所得が20万円超};
id8{給与所得以外の所得が20万円超}--Yes--->id7([申告必要]);
id8{給与所得以外の所得が20万円超}--No--->id9([申告不要]);
コマンドを入力する都度プレビューで確認がおすすめです。
蛇足
「WP Mermaid」はシンプルな利用スタイルですが、
- フローチャート
- ガントチャート
- シーケンス
- 円グラフ
といった表現に対応しています。
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