家のエンディングノートは税金で補完!
活かし方としまい方は複数形!

エンディングノートの対象は特定の個人、人です。

ただし、「家」を対象にするノートもあります。

背後に複数の税金の存在があることに留意です。

家のエンディング 国交省もプロデュース!?

「エンディングノート」はアナログ・デジタル、有料・無料とありますが、
存在は定着している印象です。

生前から記録を残しておくことで、相続などの事後対応に備えられます。

エンディングノートは個人に焦点を当てた記録となりますが、
家を対象とした「住まいのエンディングノート」もあります。
 (「住まいのエンディングノート」で検索)

エンディングノートは相続開始以降の対策に関連しています。

相続開始以降では、住まいの「空き家」化が問題となりがちです。

住まいのエンディングノートは空き家対策として期待されています。

家のエンディング 局面ごとに税金!

エンディングノートでは記録する個人に関連したデータを記録します。

住所や連絡先、親族、財産、各種パスワードetcと多岐にわたります。

住まいのエンディングノートも一般的なエンディングノートと同じように
家や土地に関連したデータを記録します。

売買契約書など家や土地に関連した資料の保管にも言及されています。

住まいのエンディングノートのメインテーマは「活かし方」・「しまい方」です。

代表的な選択肢が示されています。

  • 家と土地を売却する
  • 家を取り壊して土地を売却する
  • 家を貸す
  • 家を取り壊して土地を貸す
  • 相続贈与により住み続ける

空き家が「管理不全空家」となって周辺に迷惑になるだけでなく、
固定資産税負担が増加することへの対策となります。

違いはあるものの、どの選択肢も税金の負担が関連しています

選択肢ごとに負担する税金や金額が異なる点が厄介です。

所得税や相続税といった税目の違いだけではなく、
譲渡所得・不動産所得と区分の違いもあります。

さらに居住している住まいであれば売却の特例による税負担軽減、
相続税では小規模宅地の評価減といった制度もあります。

家のエンディング 複数の可能性を想定!

エンディングノートは特定の個人を対象に作成します。

「住まいのエンディングノート」も同じく特定の住まいが対象です。

他方で、活かし方・しまい方には複数の選択肢があります。

住まいの活かし方・しまい方には現在の所有者だけでなく、
相続人を含めて関連することもあります。

選択肢ごとに異なる税目や税負担があることにも留意が必要です。

エンディングノートの作成にも時間を必要としますが、
住まいのエンディングノートでも作成には時間が必要です。

税金の想定では税理士への相談も選択肢となります。

エンディングノートと合わせて住まいのエンディングノートも
作成の対象としてみると将来の不安が少なくできます。

 

蛇足
「住まいのエンディングノート」制作には国交省が関わっていますが、
エンディングノートなので法務省版との関連もみられます。

バージョンアップ次第では税金のチェック欄もできるかもしれません。

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