確定申告の答え合わせお願いします?
申告を完結させるためのもう一歩とは?
採点する側になれてよかった、とは言い切れません。
採点される側が答えを知っていて、
気づいていないことがあります。
申告答え合わせ 相談でも手続きでもない!?
確定申告期になって申告会場に税理士として参加しています。
受け付けられる申告内容に制限があるとはいえ、
出たとこ勝負なので緊張感があります。
ちょっと意外な肩透かしともいえるのは、
- 「答え合わせをお願いします」
という来場者からの依頼です。
- どうやったらいいのか、わからない
- これって、何?
- よろしくっ!
上記のような来場者であれば、淡々と処理するのみです。
「答え合わせ」を要求されるケースでは、
- 決算書や申告書は作成済み
- 紙に下書き
- 税額未記入
といったケースが目立ちます。
確定申告を例年経験されている方が多そうです。
申告答え合わせ なぜ来場者するのか?
「答え合わせ」を希望される来場者は、
- 確定申告に必要な資料
- 収入・所得・所得控除
といった大枠を理解している印象があります。
- なぜ、わざわざ申告会場に来る必要があるのか?
という疑問を感じます。
疑問の背景を探ってみると、
- 紙に手書き
- 税額未記入
といった点が目につきます。
毎年の税制改正の結果、所得税は複雑化しています。
年金+医療費控除での還付申告といったありふれた申告でも、
手書きと電卓の処理では辟易させられます。
視点を変えると、手書きと電卓での処理では、
- 計算や転記に負担が大きく
- 申告書の作成を完了できない
という中途半端な状態で停滞しがちです。
未完了の処理状態が解消しないことで、
不安が募ります。
不安の解消には、処理の完了がおすすめです。
とりあえず申告書を作成してしまうと、
- 申告書全体を総覧して、
- 不備や欠落を検討する
といった段階へ移れます。
とはいえ、完成させられないことが問題という
悪循環があります。
申告答え合わせ 悪循環を断つ!
悪循環を断つためには、
- 脱・手書き
- 脱・電卓
- 脱・紙
と処理のツールを変えます。
例外はあるものの、
- 「確定申告書等作成コーナー」を利用する
が現状では最優先の選択肢です。
必要なデータの入力さえしてしまえば、
- 集計
- 計算
- 転記
といった処理は自動で結果に反映されます。
申告書作成での「答え合わせ」の要求には、
- 未完了の処理が不安のタネになっている
という原因があります。
かつてであれば、申告会場に赴いての解決が
唯一の解消策でした。
資料を準備して、仕組みを理解していても、
手続きを完了させないと不安は解消しません。
「答え合わせ」での負担や不安を解消するために、
ツールの選択を変えてみることがおすすめです。
不安のタネを解消していくことができます。
蛇足
私はさくらもちの葉を食べます。
塩漬けされた葉の塩味と香りが楽しめます。
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