廃れる技術とのつきあい方とは? マニュアル車と会計帳簿

無用と悟った瞬間に断つ!、といかないわけで試行錯誤。

廃れる技術 全てオートマ車だけど…

2021年頃から私の住んでいる石川県でもBEV(Battery Electric Vehicle)を
みかける機会が増えました。

私が自動車免許を取得したのは20歳のときです。

当時から既に「オートマチック限定」の免許もありましたが、
「マニュアル」での免許を選択しました。

運転が好きなわけでも、自信があったわけでもありません。

むしろクラッチ操作でのギアチェンジが忌々(いまいま)しく、
運転するならオートマ車!、と思っていたくらいです(笑)。

事実、免許取得後から現在に至る25年間に利用した5台の車は、
全てオートマ車です。

免許の取得に余分な労力をかけたといえますが、
マズイ選択ではなかったと断言できます。

理由は環境です。

廃れる技術 不要なら距離を置く

私の実家はかつて農家(酪農)でした。

私は家業を手伝う程度の関わりしかありませんでしたが、
それでも軽トラックやダンプと無縁ではありませんでした。

ちょっとした車の移動すらできない状態では、
無免許と変わりません。

BEVの出現や台頭は予想できていませんでしたが、
廃れるとわかっていてもマニュアル車の免許は必要でした。

とはいえ、マニュアル車ならではの、

  • ダブルクラッチ
  • ヒールアンドトゥ

といったドライビングテクニックとは距離を置いていました。

賞味期限切れ間近の技術やスキルを習得しようとしなかった
ともいえます。

面白味に欠けるドライな選択です(笑)。

最低限のマニュアル車の運転技術やスキルだけの習得に
焦点を絞っていたわけです。

  • 車の運転免許は必要
  • 利用予定はオートマ車
  • マニュアル車の運転も無視できない
  • マニュアル車でのスキルアップは最低限のみ

同じことは経理、会計帳簿の作成でも当てはまります。

廃れる技術 廃れる対象は更新

経理処理、会計帳簿の作成というと、

  • 帳簿
  • 電卓
  • 勘定科目印 etc

といった時代もありました。
(21世紀でも体験する機会もありましたが(笑)

簿記の学習では手書きですが、仕事では会計ソフトの利用が一般的です。

集計の効率性やデータの利用の利便性を考えると、
会計ソフトの利用が経理処理や帳簿作成に欠かせません。

その一方で、会計ソフト利用での特有のスキル、
勘定科目のコード入力が必須とはいえません。

テンキーを高速で間違いなく入力するよりも、

  • エクセルからのインポート
  • クラウド会計の利用

といった方向での切り替えがベターな選択です。

技術は進歩します。

便利で効率的な技術やスキルへの乗り換えがおすすめです。

習得や運用でこだわる対象は、

  • 経営の管理や分析
  • 資金繰り
  • 税務申告

に関わる簿記や税務での判断です。

廃れる技術は必要最低限の利用にとどめて、
次の技術に更新することがおすすめです。

 

蛇足
「廃(すた)れる」って音声ではわかりやすい表現ですが、
漢字だと突き放す印象がありますね。

蛇足2
2023年10月からは消費税インボイス制度が始まります。
経理処理の更新・見直しは必至ですね。

<ご案内>

■林友範税理士事務所

ご依頼はこちら

■災害と税金の情報

災害と税金

■確定申告のご依頼も受付中!

確定申告のご依頼