予納っていう手もあるな!、ではなくて!
手段や方法は多ければ多いほど便利ですが、
何のために使うかが問題です。
ほどよく焼けたかきもち
予納って? 似て非なるもの
ちょっとした誤解や取り違えが起きる対象に
「似て非なるもの」があります。
- ホットケーキとパンケーキ
- ハゲとスキンヘッド
- コーヒー牛乳とカフェオレ
- 卵と玉子
- etc
どっちでもいいじゃん、といってしまいたいところです(笑)。
誤解や取り違えがあったとしても、影響が少なければ
笑い話ですみます。
その一方で、明らかに違う内容ならば違いを知っておくと
判断ミスを避けられます。
予納って? 国税庁のおすすめ?
「予納(よのう)」という制度があります。
訓読みをすると「あらかじめおさめる(予め納める)」です。
「税金、予め納める」から「予定納税」や「中間申告」を
連想しそうです。
(がっつり稼ぐと納税回数が増えます! 予定納税と中間申告)
ことばの上っ面だけをみると問題なさそうです。
念のため「予納」を確認してみます。
あれっ!?、といいたくなります。
予定納税や中間申告とは別のシチュエーションです(笑)。
予定納税や中間申告といった納税義務の延長上の仕組みと異なる
仕組みです。
予納をポジティブにとらえると、
- 納税者の判断で
- 自主的に
- 修正申告を納税面から裏付ける
仕組みととらえることができます。
予納の効果は以下のように延滞税がかからない、軽減できる
というかたちで現れます。
予納制度を利用すれば、延滞税分の税負担が減ります。
とはいえ、予納制度=税負担の軽減制度、ではありません。
予納って? 最善の予防策?
上記の予納制度の紹介では、ちょっとことば足らずです。
予納では、修正申告が見込まれる状況を前提にしています。
税務調査の後での本税と延滞税の負担が生じることが
見込まれるからこそ予納の効果に期待するわけです。
修正申告見込み→本税+延滞税→予納→延滞税を回避!、
が最善手という発想です。
誤解です。
修正申告を想定しない申告が最善手です。
とはいえ、間違いやミスにより修正申告にいたる可能性はあります。
その一方で、意図的な売上除外や架空経費の計上など
本来あるはずのない修正内容もあります。
予納制度の仕組みは、あくまで前者での修正のための
セーフティーネットととらえたいところです。
修正申告にいたる場合でも似て非なる状況があります。
蛇足
アイキャッチ画像は「かきもち」です。
かちかちに硬くなったおもちは調理が面倒です。
かきもちは薄切りにしたおもちをあえて乾燥させて、
焼いたり揚げたりと調理の幅を広げています。
おもちとかきもち、似て非なるものですね。
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