暖冬でも注意しておくこと

雪がなくとも。

待機中の電柱。

1暖冬でも注意 冬は冬
2暖冬でも注意 暖房器具
3暖冬でも注意 暖冬だからこそ

暖冬でも注意 冬は冬

2020年(令和2年)の冬は極端な暖冬です。

北陸でも雪が降らず、晴れた日には布団が干せるほどです。
(例年通りの北陸で1・2月に布団干しなどありえません)

とはいえ暖冬ではありますが、冬ですので暖房器具は使います。
雪が降ってはいませんが、気象状況はやはり冬です。

除雪作業が不要だったりと負担は少ないのですが、冬特有の注意は依然としてあります。

全国的には風邪やインフルエンザへの注意ですが、北陸では暖房器具の使用が特に重要です。

暖冬でも注意 暖房器具

暖房器具は大きく2つに分かれます。
電気製品と灯油を使うものです。
(石油ファンヒーターは電気製品ですが、とりあえず後者とします)

電気製品は、一般には安全性が高い製品と考えられています。

ただし、使用状況次第では危険を見逃しやすいので注意が必要です。

冬になるとエアコン・こたつ・ヒーターなどを併用して使うことがよくあります。

この時にタコ足配線など電源部に負荷がかかりやすくなります。

また暖房器具を乾燥機替わりに使うことで、衣類と熱源が接触して火災に至るケースもあります。

私はかつて製品事故の調査をしていた際に、電球にタオルを接触させた状況で実験したことがあるのですが、数分で発火に至ったと記憶しています。

北陸や雪国では、冬に落雷が多いことも注意点です。

雷防止のタップの使用や、珍しい例ではテレビアンテナを屋根裏に据えるという手法もあります。
(ただし電波の調整が必要なので、電気屋さんに調整してもらう必要はあります)

灯油をつかうもので注意したいのは、灯油をタンク(カートリッジ式)に給油するときです。

給油後のタンクのキャップの締め具合に不備があると、タンクを機器に装填する際に火災に至るケースがあります。

とくに古い形式(シンプルなねじ込み型)のタンクでは確認した方が安全です。

暖冬でも注意 暖冬だからこそ

雪国の北陸なら当然というべきことを書いてきました。

耳タコな内容なのですが、暖冬という割に普段の生活で使っているものは例年通りです。

まだ冬だということは、冬に起こりうる事故を想定しておくべきということにもなります。

暖冬だから事故が起きなくなるわけではありません。

 

蛇足
暖冬ゆえの気の緩みはどうしても出そうです。

 

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