経理の実践なら設定と整理から始める!
経理のごちゃごちゃと向き合う!
段階的かつ網羅性のある学習はおすすめです。
ただし、プロ志望者や将来実践を予定の方が優先です。
実践からスタートする場合には別のアプローチがあります。

ごちゃごちゃしたカラスノエンドウ
設定と整理 記帳のしかた
税金を払っているんだから行政サービスを積極的に利用する
という発想は納得がいきます。
たとえば、経理の記帳方法を学ぶこともできます。
国税庁が提供しているYouTubeチャンネルで「記帳のしかた」
といった動画があります。
(「国税庁 記帳のしかた」で検索)
個人事業者で白色申告や青色申告(簡易簿記)であれば
参考になります。
現時点では経理業務についていない方ならば、
日商簿記での段階ごとの試験勉強がおすすめです。
他方、小規模事業の経営で現時点で経理処理が必要、
複式簿記で処理を行う場合は別のアプローチもあります。
設定と整理 ごちゃごちゃを整理する!
実践やアウトプットを重視するアプローチには魅力があります。
反面、知識や経験がない状態で闇雲に手を付けようとすると
ごちゃごちゃした状態にくじけます。
税理士に経理処理を丸投げする選択肢もありますが、
経営の把握が後手に回ります。
経理業務を進めるための設定や整理がおすすめです。
整理は手を付けやすい過程です。
- 銀行口座やクレジットカードの整理
- 個人・プライベートを混在させない
- 現金の使用より口座・クレカを利用
- 紙・書面よりデータ・PDFでの保存・利用
- 会計ソフトの使い方の確認
ごちゃごちゃした経理という印象は、
- 不要な確認対象が混在している
- 資料やデータが散らばっている
- 会計・税務の仕組みがわからない
- 会計ソフトを利用できていない
と分別して解決していく必要があります。
手を付けるべき全貌が不透明では手間取ります。
設定と整理 協働の設定をする!
手を付けるべき経理処理の対象をはっきりさせておけば
ルーティン化した業務が進められます。
他方、税務会計の知識や理解は経理処理の繰り返しだけでは
補いきれません。
外部のサポート、税理士との協働が有効なフォローとなります。
- 月次決算・試算表の作成や確認
- 納税予測
- 資金繰り
- 決算・申告
重要度や優先順位、スピード感は事業者ごとに異なります。
どのように協働していくかの設定も検討の対象です。
小規模な経営規模であれば経営者であれ経理担当者であれ、
一人で複数の役割をすることになります。
経理の負担を抑えつつ経営を管理できる役割分担の設定を
税理士と進めることになります。
実践から始める経理だからこそ設定や整理の見直しがおすすめです。
蛇足
アイキャッチ画像は「カラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)」です。
ツル性の植物なので他の草にからみついてます。
ソラマメ属ということでサヤの中には小さな種子がみられます。
食べられるようですが、小さすぎますね(笑)。
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