税金に詳しい人に聞いてみよう、という残念な発想
ちょっとした調整をおすすめします。
税金に詳しい人 ついうっかりの発想
不安の種になる問題を抱えたり、解決な必要な案件があると
誰かに相談したくなります。
親切で知識や経験が豊富な方がいると、頼りたくなります。
たとえば、健康診断でちょっと想定外の数値が出た場合(笑)。
平均年齢の高い職場だと、該当するケースで知識や経験が豊富
といった方が知見を披露してくれるかもしれません。
そうした方のお話は多少「盛っている」ことがあっても、
- 当事者ならではのリアリティ
- 自分と同じ目線
- タダ(笑)
と聴き入ることもあります。
日常の当たり障りのない会話であればどうということもないことです。
健康に関する話題と同じくらいとりあげられる話題はお金、
税金があります。
毎年冬から春にかけてのお金の話題では税金、確定申告が登場します。
専門的な内容なので不安を抱えやすいテーマです。
つい税金に詳しい人に聞いてみようか?、と発想しがちです。
ちょっと一呼吸がおすすめになります。
税金に詳しい人 判断の基準は一つだけ
自分の健康問題を背景に知識や経験を蓄積される方は
中高年を境に増えるかもしれません(笑)。
当事者意識が強く、真剣味があるので侮れないかもしれません(笑)。
とはいえ、だからといってそうした方のアドバイスを鵜呑みにされる方は
多くないはずです。
ちょっとした異常だからこそ、早期に医師の判断のもとで
適切な対応措置をとるはずです。
税金の不安は、一見すると対応する問題が当事者でさえ
- みえていない
- 誤解している
- 気づいていない
といった可能性があります。
言い換えると、取り組む問題の整理が先決となります。
まず、専門家による標準的なとらえ方が有効です。
税理士であれば検討する標準的なとらえ方というと
遠回りな印象かもしれません。
むしろ偏った知識や経験の方が早く判断できそうです。
残念ながら、そうした判断は、
- 拙速
- 無責任
- 問題をこじれさせる
といった結果に陥りかねません。
あらゆる可能性を考慮するという表現は大げさですが、
税理士であれば考慮する可能性はグッと広がります。
また、責任の所在を明らかにするという点でも
根拠不明な相談相手は選択肢になりません。
税金の相談相手は税理士のみです。
税金に詳しい人 まっとうな他の選択肢
税金の相談相手は税理士のみと言われると、
- すっきりしたな判断基準とも
- 選択の幅が狭い
といった二面性があるかもしれません(笑)。
税理士以外でのまっとうな税金問題解決では、
- 国税庁の手引き
- 「確定申告書等作成コーナー」
- 税務署や自治体の無料相談会
といった選択肢もあります。
知識や手続きであれば「詳しい人」を探すよりも
ストレートに判断の根拠にあたることがおすすめです。
取り組む問題や課題がわかってくると、
税理士への依頼もスムーズになります。
蛇足
先日とあるテレビ番組をみていた際に番組内で、
- 「相続や税金に詳しい○○業者」
といった表現がありました。
番組の時間の制約や構成の都合があったのでしょうが
朝一で公共放送が視聴者を誤認させる内容を放映していて
もやっとしました(笑)。
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