災害も事故も記録と保管が重要です 手続きは来年の確定申告で!

災害も事故も初動が大切です。
翌年に影響します。


落ち着いてから祈りましょう

災害事故は記録と保管 知らんかった、と相談会場

なんやかんやと騒々しかった確定申告も終了しました(よね?)。

確定申告の時期が終わって振り返ってみると、
なんだかもやっとした未消化感が残ることもあります。

普段からお付き合いのあるお客様であれば、
昨年の動向や状況をお尋ねする機会があります。

一方で、確定申告の相談のみを受ける場合では、
必ずしも充分に応対しきれないケースもあります。

私の住んでいる石川県は雪国です。

例年並みの冬でも雪による災害や事故は起こります。

たとえば、屋根雪の落雪による家屋への損害。
雪といっても氷の塊となっている状態での落雪では、
多額の修繕が必要になるケースもあります。

また、山間部などでは除雪を外注する可能性もあります。

上記の2つのケースはどちらも所得税の確定申告では
「雑損控除」の対象になりえます。

とはいえ、そうした知識が無かった場合、
税負担の軽減の可能性を逃すことになります。

確定申告の相談会場で「知らんかった」と嘆くことになります。

災害事故は記録と保管 トラブルはお金と関係する

災害や事故は心理的にも負担となりますが、
お金の負担とも関わります。

お金の負担の穴埋めとしては保険が思い浮かびます。

保険はお金のキャッシュインの効果があります。

災害や事故と関連するお金の負担では、
キャッシュアウトを減らす仕組みもあります。

確定申告で利用できる雑損控除や災害減免法は
税負担というキャッシュアウトを減らす効果があります。

雑損控除は所得控除の一つです。

災害減免額は税額控除として効果を発揮します。

雑損控除と災害減免額の選択は確定申告で任意で行えます。

言い換えると、手続きは後知恵で補えます。

災害事故は記録と保管 スマホ・書類・通帳

災害も事故も完全に防ぐことはできません。

2022年(令和4年)3月16日にも福島県沖で震度6強の地震が発生しました。

キャッシュアウトの軽減につながるアナウンスが国税庁からも出ています。

制度を利用することで負担の軽減の機会があります。

利用できる制度を知っておく以外では、
手続きに必要な材料の記録と保管が必要です。

記録や保管しておく資料としては、

  • 災害に関連した領収書
  • 罹災(りさい)証明書
  • 保険関係書類
  • 入出金の記録

といったところがあげられます。

スマホのカメラで状況を記録しておくこともおすすめです。

災害による負担と負担軽減を図る措置とは時間が空きます。

記憶に頼るのではなく、記録や資料の保管が効果を発揮します。

予防しきれないトラブルでも事後的にできることはあります。

 

蛇足
2022年(令和4年)3月は石川県でも能登地方(珠洲市)で
地震が続いています。

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