日常のことばで税務会計の処理のメリットとは?
調整とフォローはセットで!
生成AIは自然言語で利用できる点が魅力です。
自然言語は高度な専門性をグッと身近に引き寄せる
といった原動力になっています。
税務会計でもとり入れたい点です。

日常のことばで 生成AIの利用で勘違い?
2025年(令和7年)11月現在、毎日のように生成AIを利用してます。
ChatGPT・Gemini・Manus(マナス)と手当たり次第使っています。
どのAIを利用しても高速かつ圧倒的なレスポンスがあり、
自分の能力が急上昇した錯覚に陥ります(笑)。
本来は高度な専門知識や技術の運用となるはずですが、
自然言語で利用できので利用のハードルは感じません。
自然言語、日常のことばを利用できる点は魅力です。
日常のことばで 置き換えはできる!?
税務会計の考え方・処理では専門用語が連続します。
カチッとした専門用語の利用は正確かつ誤解が少ない
といったメリットがあります。
一方、いきなりすべての処理を専門用語で表現することは
とっつきにくく、無理があります。
日常のことばと専門用語での表現の隔たりを知っておくと、
もっと気軽に税務会計の処理とも向き合えいます。
たとえば、「売上を計上する」場合。
日常のことばであれば、「売上が立つ」で通じるはずです。
あるいは会社の「役員報酬」の場合、
- 「定期同額給与」として毎月50万円に決定を
- 社長の給料は毎月50万円で固定する
と置き換えると角のとれた表現となります。
事業経営を数字から表現して役立てるはずの会計から
遠ざからないためのことばの調整には魅力があります。
日常のことばで 調整とフォローはセットで!
税務会計で扱うことばを調整してみることはおすすめですが、
デメリットや留意点があります。
専門用語に比べて日常のことばは曖昧で内輪向きになりがちです。
会社内、対取引先・銀行・税務署・税理士といった
関係者とのコミュニケーションが課題となります。
日常のことばで税務会計の表現をしようとすると、
複式簿記での処理を置き去りにしがちなこともあります。
「売上が立つ」といった場合、
- 売掛金、現金、預金などいずれで計上するのか?
- 売掛金での計上であれば回収の時期と金額まで要確認
と関連した判断や処理がともないます。
事業経営の実態の把握と税務会計の処理の間を距離を縮めるため、
ことばの調整をしてみることがおすすめです。
ただし、日常のことばと専門用語の距離が開かないフォローがセットです。
蛇足
アイキャッチ画像は近所の公園で撮影したどんぐりです。
木の根本にびっしりとどんぐりが落ちていました。
クマの出没の可能性の低い地域なので幸いな環境ですが、
どんぐりが活かされないのはもったいないですね。
<ご案内>
■林友範税理士事務所
■災害と税金の情報
