取引先のインボイス登録を
Excelで確認する!
WEBSERVICE関数と「ExcelAPI」
人の褌で相撲をとるのか?、との問いには、
とりあえずとってから考えましょう、と応えます。
Excelで確認 ちらほら気になる登録状況
その道の専門家や業界の事情通かどうかを分ける目安に、
大手メディアで取り上げられた内容への反応があります。
たとえば、消費税のインボイス制度。
税務情報誌や経済関連の一部の雑誌・書籍を除くと、
2022年(令和4年)秋口では目立たない話題です。
2023年10月からの制度開始が視野に入ると、
大手メディアでも騒々しくなるかもしれません。
一方で、外注先の多い企業では2021年より対応を検討していた
といったケースもみられました。
今後は取引先が登録事業者となっているかを確認する
という流れが強まりそうです。
Excelで確認 WEBSERVICE関数と「ExcelAPI」
登録事業者の確認するサイトの運用も始まっています。
(「国税庁 インボイス制度 適格請求書発行事業者公表サイト」)
10社まとめての検索も可能ですが、
- 法人番号を確認していない
- 検索データを残せない
- 検索データを転記する必要がある
とちょっと残念な点もあります。
国税庁も上記のような点は想定済みのようで、効率的なシステムの運用に
Web-API機能を提供しています。
提供されている機能は魅力ですが、ハードルはさらに高くなった印象です(笑)。
ハードルをググっと下げるために、
- ExcelのWEBSERVICE関数
- ウェブサイト「ExcelAPI」
を活用します。
「WEBSERVICE関数」はExcel2013以降で利用できる関数です。
ExcelでWEBSERVICE関数を使うことでウェブから情報を取得できます。
とはいえ、前述のように国税庁のサイトをストレートに利用できません。
「ryuden」さんにより運営されているサイト「ExcelAPI」が助けになります。
サービス内容は下記の通りです。
WebAPIって何それ?、というレベルでもExcelの関数だけで利用できる
といえます。
サービスの一環にインボイス制度の登録の確認も提供されています。
以下は私が具体的に利用した例です。
- 法人名より法人番号
- 法人番号よりインボイス登録の確認
をExcelだけで確認、記録しました。
(トヨタ自動車以外はローカル企業のため加工しました)
まず、法人番号の確認。
次に調べた法人番号でインボイス登録を確認。
私が入力したデータはA列の法人名と関数の引数末尾の参照セルだけです。
(詳細な説明は上記サイトで確認できます)
サクッとした処理が実感できました。
Excelで確認 対応は2022年中に!
インボイス登録は2023年(令和5年)3月31日です。
まだまだ時間がある、という印象です。
誤解です。
秋以降の年末調整に始まり、確定申告・法人の3月決算と
税務会計業界は慌ただしくなります。
また、「令和4年度」分の確定申告での納税・資金繰りと
頭を悩ませる問題が続きます。
インボイス登録への対応は2022年(令和4年)中に済ませる
ことがおすすめです。
蛇足
WEBSERVICE関数とWebAPIの組み合わせは魅力が多そうです。
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