電卓とのつきあい方 受験と実務

受験では、まだまだ腐れ縁ですね。

電卓とのつきあい方 もはや脇役だが

税務会計の定番アイテムといえば、電卓です。
経理業務を揶揄(やゆ)した言い草で、「大人しく電卓でもたたいていろ」というドラマなどでのおなじみのフレーズもあります。

とはいえ、実務上現在では電卓は脇役です。

主役のアイテムはハードならパソコンであり、ソフトでは表計算ソフト(エクセルなど)や税務会計のソフトでの処理です。

電卓は税務会計サービスでも、経理業務でも存在感は薄くなりつつあります。
(電卓 必需品か?)

とはいえ、電卓の出番はゼロではありません。

電卓とのつきあい方 受験で大事にしたいのは

簿記の試験では、現行制度上、電卓の利用は必須です。

年一回の税理士や会計士の試験を受験するなら、電卓の選択でも逡巡するのは当然ともいえます。

デザイン重視の電卓は、受験では選択対象外です。
理由は不明ですが、耐久性重視のためでしょう。

私が現在持っている電卓は以下です。

受験では左の大きな電卓(CASIO)を使っていました。
真ん中2つの電卓はSHARP製で、仕事上使っているものです。
(お客様先の都合で小型の電卓が必要だったこともありました)
右端の電卓(SHARP)は、いつのまにか部屋にあった電卓です(笑)。
(実家にはキャノンの電卓もあります)

電卓では、CASIOとSHARPどちらが使いやすいかという神学論争があります。

答えは、神学論争なので、永遠に決着しないということです(笑)。

私は電卓本体の構造や、打鍵のスピードには興味がありませんでした。

受験で求められるのは、判断の早さと正確さです。
電卓の技能試験ではないので、誤解しないようにしたいところです。

電卓の利用で留意するのは、メモリ機能の利用や複利・割引計算の際の操作です。
自分の使っている電卓で、問題を解くときの電卓操作を確認していました。
(下は割引現在価値の算出をテキストに書いていたものです)

受験での電卓は、解答の判断をサポートする道具(ツール)です。

タッチタイピングや右利きの方が、わざわざ左手で打鍵の練習をするのは時間の浪費です。

電卓とのつきあい方 受験から実務へ

受験から実務に移ると、電卓の出番は減ります。

その一方で、数字(などのデータ)を処理する機会は増え続けます。

収集・入力・編集・加工・出力と、処理もつながっていきます。

電卓という離れ小島から、パソコンなどの端末からオンライン(クラウド)での処理にもつながります。

RPAやプログラミング、表計算ソフトでの処理が効率性で期待されます。

電卓との割り切ったおつきあいが必要になります。

 

蛇足
電卓の大きな長所は、フリーズしないこと、無用なバージョンアップが無いことです。

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