DX効果をリアルに実感! 年賀状オンライン化から1年後の振り返り
ささやかですが、成果の積み重ねです。
DX年賀状 DXはもっとぐっと身近な成果
2021年(令和3年)も12月です。
前年からのコロナ禍は依然と続いています。
外食業界や旅行業界にとっては予想以上の停滞が続いています。
仕事や生活での行動が制約されているので、
なんとなく変化に乏しい1年という印象があります。
とはいえ、印象と実態は一致していません。
コロナ感染拡大の対応策としてリモートワークが
推進されました。
期待されたほどにリモートワークが普及していない
印象があります。
その一方で、リモートワークに対応して
- 生産性
- 効率性
- 働き方
といった面で前進しているケースもみられます。
DX(デジタルトランスフォーメーション)の継続的な
成果が発揮されているケースです。
と、上記のようにとらえると、ちょっと抽象的です。
もっと、ぐっと身近なDXの効果もあります。
たとえば、私の実家の親の年賀状作成。
DX年賀状 家内工業からファブレス化!?
年賀状、私は10年以上前から距離を置いています。
そんな私とは別に、両親は今でも100通以上の年賀状を
毎年投函しています。
正確にいえば、私がパソコンとプリンタ、書店で購入した素材集で
作成した年賀状を送っていたわけです。
難しい作業というわけではありませんが、時間と労力は
地味に削られます。
昨年2020年(令和2年)からオンラインサービスを利用して年賀状を
発注することにしました。
(実家の親と年賀状 卒業か、オンライン化か?)
地味ですが、年賀状作成のDXを進めたわけです。
パソコンを使って年賀状の準備をするという点では
以前と同じですが、
- インストールしたソフトではなく、オンラインサービスを利用
- 住所録をローカルではなく、クラウドで管理
- 手元のプリンターで印刷するのではなく、印刷業者が印刷
という違いがあります。
家内印刷から外部業者に発注したわけですから、「ファブレス」化
ともいえます。
(「fabrication facility less」の略で製造を委託する生産方式です)
年賀状作成の煩わしさの大部分は印刷の工程です。
カラーを多用して、写真やイラストや文字等のレイアウトを調整し、
インク切れを心配しつつ(笑)、印刷を確認する必要があります。
印刷対象がハガキということで、普通紙に印刷するより
失敗するとへこみます。
年賀状作成のオンライン化、DX化はそうした生産性や効率性での
改善につながりました。
DX年賀状 1年を振り返っていますか?
上記の改善は、1年後の今年にはっきり表れています。
今年も年賀状の作成を同じサービスを利用するため、
- 年賀状の素材集は購入不要
- プリンターの整備が不要
- インクカートリッジの購入が不要
- 住所録はクラウド保存されているので入力不要
ということで作業はほとんどありません。
発送先の確認と年賀状のイラストの選択だけで済みます。
DXというと目前の処理の向上や生産性やコストの変化が
注目されがちですが、時間をおいてみることで実感できる
変化もあります。
DX、ペーパーレス化、生産性、働き方改革は抽象的な印象ですが、
身近に実感できます。
蛇足
オンラインでの住所録の作成は私から母親に移しました。
なんとかなるものです。
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