相続ではタイムマネジメントにもご注意!
申告期限以外も忘れない!
税務申告は税負担額と申告期限が気がかりになります。
一方、その他の期限には注意が向かないかもしれません。
税務申告と一連の手続きではタイムマネジメントも
重要なテーマとなります。

しほ~ししさんと協働
申告関連の期限 合同相談会に参加しました
アイキャッチ画像は司法書士連合会の公式キャラクターである
「しほ~しし」です。
毎年11月に司法書士・税理士合同の相談会が開催されており、
私も税理士として参加しました。
司法書士会との協働での相談会ということもあり、
相続税や贈与税に関連した相談が目立ちました。
相続は人生でも経験することが少ない機会である一方で、
税金を含めた多数の手続きがあり困惑する対象です。
相続税の申告に限らない相談がいくつも寄せられました。
申告関連の期限 相続と一連の手続き
「相続」は相続税という税金の申告・納税手続気もありますが、
相続自体に関連した手続きも多々あります。
預貯金の払い戻しや車などの名義変更、生命保険金の請求、
健康保険や年金の手続き等があります。
税金との関連では、相続開始以降、
- 3か月 相続放棄
- 4か月 準確定申告(所得税・消費税)
- 10か月 相続税申告・納税
といった期限があります。
相続関連の税務申告といっても、所得税や消費税もあり、
相続税と混同しやすいようです。
相続では、相続税一連の手続きと相続不動産の「登記」が
混同されがちです。
相続不動産の登記は2024年(令和6年)4月より義務化されていますが、
こちらは「3年以内」となっています。
申告関連の期限 タイムマネジメントにご注意!
相続手続きに慣れる機会は一般的には多くありません。
不慣れな上に制度の変更や個々人の事情を反映するため、
相続人にとっては困惑することになります。
相続人が複数いる場合は、各種の手続きも遺産分割でのやりとりにも
時間を要します。
相続人が老老相続であったり、遠隔地に点在している場合、
手続きや確認を円滑に進めることが容易でないかもしれません。
必要な手続きや確認すべき事項を相続人が把握していれば、
困惑する状況は少なくできます。
具体的な相続税の負担額の不安が先走りがちですが、
相続手続きを概観しておくことがおすすめです。
タイムマネジメントも相続人にとっては大切です。
蛇足
合同相談会の会場は2025年(令和7年)秋に大幅に改装された
アル・プラザ小松(石川県小松市)でした。
家族連れなどの客足も順調な印象でした。
平和堂のイメージキャラクター「はとっぴー」も出張っていました。

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