税理士と生成AIのいいとこどりをする!
強力なAIだから専門家のサポートで相乗効果!
「いいとこどり」は何にせよ見逃せません(笑)。
調べ物はどんな仕事であっても欠かせません。
調べ物では専門家とAIの出番があります。
効率性も大切ですが、適切さや妥当性も無視できないので、
調べ物でのいいとこどりが要検討になります。

春らしいドウダンツツジ
税理士とAI 資料をどうやって作るか?
税務会計業務は会計データの入力や申告書作成が目立ちますが、
資料の作成もあります。
たとえば、毎月の月次決算。
会計ソフトが出力する試算表だけを眺めてもわかりにくく、
必ずしも期待するデータとは言えません。
会計ソフトのデータを利用しつつExcelで加工する
といった展開があります。
あるいは税制の変更に伴う説明やアナウンス。
当局の資料は包括的に解説されてはいるものの、
わかりやすいとは言えないこともあります。
対象を絞った上で強調する・印象に残るようにする
といった資料が助けになります。
PowerPointはスライド作成を効率化できるツールです。
他方、一からスライドを作成することは慣れていても
時間を要する仕事です。
税理士とAI いいとこどりをする!
スライド資料の作成は、
- 資料の収集と確認
- PowerPointファイルの作成
と2つの工程があります。
資料をウェブより入手して、パソコンでスライドを作成するわけで
これまでであれば2つの工程となります。
他方、生成AIを利用すれば工程はAIの利用にまとめられます。
たとえば、NotebookLMやGammaやChatGPTの利用。
(AI任せで折り合う点を探していく!)
- NotebookLMに必要な資料を与えて要約させ、
- Gammaで要約からスライド作成して、
- ChatGPTで修正する
一見すると工程は増えていますが、
- 資料の要約
- スライドの作成
- 構成、画像の準備・配置、作成
- 修正のための処理
- 新たな表の作成など
といった工程が省略できています。
工程の省略、人手がほとんどかかっていないわけです。
税理士とAI 専門家の出番はなくなるか?
生成AIが利用できれば人手は言うまでもなく専門家も不要
となりそうです。
税理士業を営んでいる以上、反論しないと立つ瀬がない状況です(笑)。
反論の糸口は、ウェブの検索や生成AIの成果の修正にあります。
生成AIの強みは、要約・説明・文章や画像の作成などがあります。
生成AIは高速でアウトプットしてくれる点が魅力なのですが、
- 資料やデータ
- アウトプットの方向性や内容や対象
といったインプットが不十分では期待通りにはいきません。
アウトプットを得ても不十分であればブラッシュアップしますが、
「不十分」の判断が必要になります。
生成AIの利用は難しいとは言えませんが、
- 利用者が生成AIのアウトプットの適切性や妥当性を評価できるか?
といった見方はAIの進展とともに強まっています。
生成AIを味方につけて効率化・省力化・コスト削減は可能ですが、
専門家のサポートで相乗効果を期待することが魅力です。
蛇足
アイキャッチ画像は散歩中に公園で撮影した「ドウダンツツジ」です。
「ドウダン」は枝分かれの形状が「灯台(トウダイ)」に似ていることに由来し、
中国名の「満天星」に和名を充てているそうです。
かつては有毒の濡れ衣があったそうで、込み入った過去がありますね(笑)。
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