サンキー図でサクッと経営を見える化する!
テキストデータのみで見える化する!

数字は客観的でカチッとした理解には向いていますが、
パッと見てわかるとは言えない点が難点です。

難点を工夫やアプローチの試行錯誤の対象とみると、
これまでにない展開があるかもしれません。

サンキー図 パッと見てわかるか?

税理士業の難しさは制度の理解や複数の選択の検討だけでなく、
お客様へどのように伝えるか?という点にもあります。

専門用語を駆使して結論をお伝えすれば簡潔ですが、
木で鼻をくくったとっつきにくさがあります。

適切なことばでの表現や言い方も大切になりますが、
図解での見える化も欠かせない手段となります。

決算書や税務申告書から伝えるべき内容を切り出して、
データを加工する過程に工夫の余地があります。

たとえば、損益計算書。

理詰めでの仕組みの理解が優先でもあり不可欠ですが、
直感的な見える化にも魅力があります。

「サンキー図(サンキーダイアグラム、Sankey)」も利用できます。

サンキー図 必要なのはテキストデータのみ!

サンキー図は工程間のインプットとアウトプットを見える化した図表です

一見すると作成が困難な印象ですが、テキストデータのみで作成できます

特別なツールは不要で、ウェブサービス「SankeyMATIC」を利用します。
 (「SankeyMATIC」で検索)

詳細な設定はともかく、てっとり早く利用するための説明は以下のとおりです。

「input」が入力対象です。

例ではAを投入して、BとCに1ずつ分けることが示されています。

  • 投入対象[配分する量]分けられる対象

inputを上から下に入力すると、サンキー図が左から右に作成されます。

テキストデータのみでの図表化では「Mermaid」もありますが、
サンキー図の方がずっとシンプルです。

SankeyMATICではあらかじめサンプルが用意されています。

上記の赤枠を損益計算書の内容に変更することができます。
日本語でも表記可能です。

テキストデータを入力しながらサンキー図を確認できます。

サンキー図をダウンロードすることも可能です。

inputデータをテキストデータとしてダウンロードも可能です。

ダウンロードしたテキストのデータを変更すれば、再利用も可能となります。

サンキー図の設定も好みで可能となっています。

ありがたいことにSankeyMATICは現状無料で利用できます(笑)。

サンキー図 全体像をつかんでおく!

サンキー図の利用は経営上必須ではありません。

また、時系列での変化や過年度のデータの比較には不適です。

他方、理詰めでの理解ではピンとこない、全体像がつかめない
といった場合には効果的なアプローチになります。

見える化は直感的に理解するために魅力はありますが、
手のかかるアプローチでは残念です。

サンキー図でサクッと経営を見える化することは難しくありません。

経営の見える化の選択肢として試してみることがおすすめです。

経営の全体像がつかみやすくなります。

 

蛇足
サンキー図は19世紀からある図表のようです。
発想はともかく、手書きだと手軽な利用は難しそうです。
ITの利用が効果を発揮しますね。

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