GWに勉強が進まなくとも慌てない!
予定通り進まない勉強からも成果を得る!

予定は未定です、などと言うわけではありません(笑)。

GWには何かと期待しがちだったりします。

空回りしない視点もセットしておくおすすめです。

にちぜいくんに見守られつつお勉強

勉強が進まない 毎年理想的には進んでいない!?

GWは毎年連休の並び方が異なるものの長期に渡ります。

2024年(令和6年)は4月27日(土)~29日(月)の3連休と
5月3日(金)~6日(月)の4連休となります。

3連休と4連休の間も休みだと10連休となります。

私の税理士業はカレンダー通りで営業しています。

とはいえ、毎日ブログを更新したり、現在・今後の対応のため
準備を進めています。

毎年のことですが、税制度の変更やお客様の都合もあり、
GWは勉強や課題の解消に当てています。

ただし、予定通り・理想的に進んだためしがありません(笑)。

それでも慌てることはないと納得できるようになってきました。

進まない勉強からも成果は得られるからです。

勉強が進まない ゴールが逆算できない!?

試験勉強は「試験」・「合格」といったゴールが明確です。

良くも悪くも受験者には平等に設定された日程・試験範囲、
合格基準があります。

試験日や合格基準から逆算して、現状とのギャップを埋めていきます。

一方、実務での学習は試験勉強とゴールの位置で違いがあります。

申告期限のように明確なゴールばかりではなかったりします。

たとえば、「定額減税」。

2024年6月から開始される減税制度です。

給与所得者の源泉所得税額から減税分を差し引くことで
減税とする制度です。

字面だけをみると淡々と進みそうな制度ですが…

「定額減税 疑問 問題」などで検索すると、心配のタネだらけです。

給与所得者の配偶者の取り扱いだけをとっても一筋縄ではいきません。

出展 横浜市 定額減税に関するよくあるご質問

一読して意味が理解できる方は少数でしょう。

上記の問答は定額減税への疑問のごく一部です。

定額減税への対応をめぐっては、

  • 制度の理解
  • 実行上の対応
  • 疑問への回答や説明

といった準備が必要です。

定額減税と関連しつつ「年末調整」や「確定申告」が続きます。

ますますゴールが見えづらくなってきます(笑)。

GW中の学習で目処をつけたいところですが、皮肉なことに、
かえって疑問点や曖昧な点で不安の種が増えました(笑)。

勉強が進まない GWの勉強は無駄じゃない!

定額減税への対応の準備や学び直しを進めることで、
かえって課題が見つかっています。

反面、課題が見つかっていることで具体的な準備や
対応に移りやすくなりました。

2023年10月より消費税のインボイス制度が開始されました。

制度開始前、実務上の対応で種々の混乱が予想されました。

たとえば、自販機の利用。

インボイスの保管は不要と言いつつ、帳簿に自販機の住所を記載する
といった措置が必要とされていました。

現実の対応が困難なこともあり、令和6年度税制改正大綱を受けて、
自販機等の住所等の記載は不要となりました。

定額減税も実施以降の動向に注視する必要があります。

GW中の定額減税の学習がダイレクトに役立つとは言えませんが、
疑問や課題の解像度を上げておくことにつながります。

進まない学習ですが、問題に直面して慌てないための成果につながります。

 

蛇足
アイキャッチ画像は日税連(日本税理士連合会)マスコットキャラの
「にちぜいくん」です。
支部の研修会に登場するようになってきました。
会員税理士向けのぬいぐるみよりも一回り大きいサイズです。

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