税理士試験終了後にやること 3選

家に帰るまで、帰ってからと、やることはあります。

試験終了後 ケーキを買おう

「はい、試験終了です。やめてください」という試験監督官の声を聞くと、夏の終わりの始まりです。

私の場合、受験終了末期は午前中に試験、午後に出社というパターンでした。

頭が真っ白になっていた年もありました。
幸い、税務会計と無関係の仕事だったので、午後からの仕事が気分転換になりました。

自信満々で会場を後にして、不合格だった年もありました。
間の抜けたことに、午後からの仕事のときに、合格発表以降の転職で頭がいっぱいでした。

試験の出来とは別に、試験終了後にお勧めしたいことがあります。

まず、家族への報告。

私は受験時代に家族と同居していたので、試験終了後(午後からの仕事の帰途)、ケーキを買って帰りました。

一年に一回しかなく、人生の大きな選択となる試験を受ける家族がいれば、受験者本人だけでなく、家族にもストレスとなります。

合格という結果が最上の報告ですが、まず受験ができたことを報告すべきです。

試験終了後 テキストに書き込みをしよう

家族への報告が済んだら、次にすべきことは使用していたテキストへの書き込みです。

試験直前まで使っていたテキストは、平板な税務会計の情報の媒体ではありません。
使用していたテキストは、自分の理解の過程や得手・不得手が反映されている外部記憶です。

厳しいことに、税理士試験の受験者の大半は不合格という結果です。

見方を変えれば、再受験を前提にした試験終了を合格に自身のある年でもしておくべきです。

使用していたテキストに、受験した年の問題番号(大問など)や特徴(仕訳・異なる処理の比較など)を書き込んでおきましょう。

12月の結果次第では、無駄になる行動かもしれません。

しかし、翌年の再受験が必要な場合に、受験直後の状態を自分で客観的に把握できる手段はこうした試験終了直後にしか作れません。

普段の勉強で使わないペンなどで書き込んでおくと、後々見返したときに記憶がよみがえります。

試験終了後 良いとこ・改善点を書き出そう

年一回のヘビーな試験を受験する過程で、試行錯誤が多々あるはずです。

そうした試行錯誤も時間をおいて、別の機会に活かすこともありえます。

今年の受験にあたって新たに取り組んだこと・試したこと・留意したことを、試験終了直後に箇条書きしておくことをお勧めします。
良かったこと(◎)、改善(△)と自分の評価も加えておくと、時間がたっても参考になります。

受験勉強だけでなく、生活面での工夫も対象になります。たとえば、
・睡眠の質を高めるために、寝具を冷涼素材に変更 → ◎
・ボールペンを0.38mm・青色に変更 → ◎
(賢く見せて、ついでに賢く 0.38mmのボールペン)
・手帳でスケジュール管理 → △(ルーティン化しておらず、ムラがあった)

試験終了直後の状態は、後から振り返ると貴重な情報が集積しています。

自己採点よりも、試験終了直後に記録をとることで、合格を目指して集中して勉強していた自分のケアが優先です。

 

蛇足
保冷剤を入れても、チョコケーキは厳しい季節です。
私は合格した年は、クグロフを買って帰りました。

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