コミュニケーションが大事な理由 ホウレンソウでは足りない
いまさらですけど、あらためまして。
クールダウン
コミュニケーションが大事 ピントがあるから大事
コミュニケーションが大事です。
コミュ力重視。
なんだか食傷気味になるほどの定番の話題です。
疑う余地のない教義(ドグマ)ともいえます。
コミュニケーションが大事であることに、あからさまに反論する方はいません。
とはいえ、誰の・どんな状況での・何のためのコミュニケーションかという問題は、いまさらでも確認したいものです。
コミュニケーションに目的がある以上は、ピント外れも生じる可能性があるからです。
(無目的の行為なら、ピントも的もあったもんじゃありません)
コミュニケーションが大事 ホウレンソウでは足りない
この記事でとりあげるコミュニケーションは、仕事でのコミュニケーションです。
フリーランスや個人事業者であれ、大小の組織に所属している場合であれ、どこかでコミュニケーションの機会はあります。
仕事を進めていく状況下では、関わっている方それぞれに役割があります。
仕事に関わっているメンバーの成果を期待する成果(ピント)に合わせるために、コミュニケーションが必要になるわけです。
そうしたコミュニケーションの在り方をまとめたフレーズに「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」があります。
一見もっともらしいフレーズです。
が、しかしこのホウレンソウをコミュニケーションの在り方と連呼する時点で、残念なコミュニケーション感を露呈しています。
ホウレンソウは、上意下達の硬直した組織には誤解を生じさせないコミュニケーションです(笑)。
コミュニケーションを当初の予定遂行に絞るなら、情報量も情報の流れ方も最小限が効率的です。
しかし、仕事をしていくと、予定通りとはいかなかったり、想定外があったりします。
コミュニケーションが大事なのは、そうした放っておくとトラブルになる状況を乗り切るためのはずです。
提案することもあれば、状況次第では事後報告や強制的な指示を出すこともありえます。
想定外やイレギュラー対応を前提にしないコミュニケーションは、少なくとも双方向ではありません。
コミュニケーションが大事 深呼吸・ストレッチ・瞑想・エアコン
ホウレンソウの残念さは、コミュニケーションという双方向で流動的なやりとりを、一方通行の硬直したところにあります。
報告や連絡、相談はコミュニケーションの一部です。
また、それぞれのやりとりには軽重、ルーティン・緊急と違いもあります。
対面であれ、電話・メール・ビデオ会議であれ、コミュニケーションをとることには状況が変わっていくことが前提になります。
言い換えれば、コミュニケーションをとることがストレスのもとです。
コミュニケーションが厄介なのは、ストレスのもとでトラブルというストレス要因を防ぐことに表れています。
深呼吸・ストレッチ・瞑想・エアコンが不要なコミュニケーションは、コミュニケーションでの緊張感が欠けています。
蛇足
コミュニケーションでのストレスゆえの暴飲暴食。
皮肉ですが、コミュニケーションをとろうとしているからこそかもしれません。
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