QGISで公開データを利用する!
シェープファイルをPDF化

締め切りの前に、つい他のことに夢中になることがあります。

先送りの一種ですが、個別の名称があってもよさそうです。

だからといって先送りがなくなるわけでもありませんが(笑)。

1月なのに畔塗り!?

QGIS利用 データさえあれば!?

「データさえあれば…(できるはず)」というセリフはよく聞かれます。

たとえば、確定申告。

未整理の領収書やレシート、不揃いの控除証明書であっても、
何もできないわけではありません。

通帳の取引データがあれば、資料が虫食いであっても手がつけられます。

とはいえ、そうした処理には前提があります。

  • 会計処理と税務申告の違い
  • 経費と所得控除の違い
  • 所得分類
  • 簿記 etc.

上記の予備知識や前提があるからこそ、「データさえあれば」が成立します。

同じことは別の分野でも成り立ちます。

たとえば、地図データ。

QGIS利用 フリーソフトを利用

公的機関が公開しているデータは多岐に渡ります。

地図データもその一つです。

利用の仕方次第では仕事上役に立ちます。

その一方で、デジタルで提供されているデータでは、

  • どのようなファイル形式で提供されているか?

という確認が必要です。

  • CSV
  • JSON
  • XML
  • PDF etc.

せっかくデータがあっても、ファイル形式次第では取り扱えない
という残念なことになります。

地図に関連したデータでは「シェープファイル(Shapefile,shp)」での提供があります。

幸いフリーソフト「QGIS」が利用できます。

ダウンロード・インストールして利用します。

最新版も利用できますが、ヘビーユーザーでなければ「案定版」を選択します。

ソフトの容量は1G以上あります。

インストール時には特別な設定は不要です。

起動すると以下の常態です。

QGIS利用 シェープファイルをPDF化

QGISでは、地図に関連したデータを

  • 閲覧
  • 編集
  • 分析

することができます。

門外漢にとっては、とりあえず閲覧が優先です。

石川県が公開しているデータをQGISで扱ってみます。

QGISへはドラッグ&ドロップで「シェープファイル」を取り込みます。

下記にようにファイルのデータが出力されます。

左下にデータがレイヤとして反映されています。

QGISでデータを利用するだけでなく、PDFでの出力も可能です。

「プロジェクト」→「インポートとエクスポート」→「地図を PDF にエクスポート」
と選択するだけです。

見慣れたPDFの閲覧ソフトで利用できます。

上記の結果は成果と呼ぶほどの成果ではありませんが、
データを死蔵せずに済んだ点で幸いです。

「データさえあれば」ということばを次につなげるためには、
前提や準備が必要になります。

 

蛇足
アイキャッチ画像はあぜ塗りを撮影したものです。
私の住んでいる石川県では通常1月には畦塗りはしていません。
どうやら新しく導入した機械のテストの成果のようでした。
撮影時には小雪が舞っていました。

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