とりあえずメール送ります!が不可欠な理由とは?
メールは電話の代わりじゃありません!
「とりあえず○○」は気軽に使えて便利な表現です。
「○○」には「ビール」が入りがちですが(笑)。
とりあえずメール 対面がベストか?
2023年(令和5年)5月に新型コロナウイルスが「5類感染症」となり、
マスクを外す人も増えてきました。
外出が増えることで、対面で応対する機会も増えています。
「会えばわかる」・「話せばわかる」・「百聞は一見に如かず」
といったことを再認識できます。
一方で、コロナ禍でのオンライン会議でのやりとりが無駄だった
とは言えません。
むしろ、対面以外でのやりとりの選択肢が利用できるか?
といった点で今後の格差が広がりそうです。
とりあえずメール 電話の代わりじゃない!
仕事の打ち合わせの都合上、やりとりが電話からスタート
ということもあります。
スタートはともかく、私は必ずメールアドレスを伺います。
メールアドレスを伺った後は私から電話することは
基本的にありません。
「メール」ということばに引きずられて「手紙」など
アナログでの伝達を想定されると誤解があります。
とりあえずメールアドレスを利用できると、
- テキスト・画像のデジタルデータのやりとり
- オンライン会議
- ペーパーレス化
- スケジュール調整の柔軟化
といった選択の糸口になります。
スケジュール調整の柔軟化は、
- 不毛な電話でのやりとりを回避できる
- 対面のための移動や準備の時間を節約できる
といった時間のロスを防ぐために有効です。
メールは電話の代わりではないことがわかるはずです。
反面、上記はオンライン対応に慣れた側の言い分にすぎない
と思われるかもしれません。
この点の誤解は今後はっきりしそうです。
とりあえずメール ICT推進の一歩!?
税理士業務では電子申告が定着しています。
電子申告以前であれば決算書・申告書といった成果品は
「製本」での納品でした。
電子申告であればデータファイルの送信といった
ペーパーレス対応だけでなく、
- キャッシュレス納税
- 電子帳簿保存
といった面でもつながります。
また、これまで対面でのやりとりに限定されていたことでも
オンライン対応の機会は増えていきます。
たとえば、遺産分割調停。
あるいは、公正証書遺言の作成。
どちらも税理士業と関連しますが、税理士は主導しません。
むしろ、非専門家である当事者によって選択される行為です。
税理士法が改正され、税理士によるICT化推進が掲げられています。
ICT化の推進は目新しいツールの利用だけではありません。
メールアドレスを伺い、メールをお送りする段階から
デジタル・オンライン化につながっています。
とりあえずメール送ります!、はICTへの第一歩にもなります。
蛇足
アイキャッチ画像は地上デジタル放送推進キャラクターの
「地デジカ」のぬいぐるみです。
2011年の地デジ移行時にデジサポ石川で就業しており、
離職時に当時の上司よりいただきました。
アナログ放送時代終了の象徴でもありますね。
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