すべてを地味にする申告書 キラキラ感がなくなる理由

ときめくこともありません(笑)。

地味にする申告書 キラキラ感を失くす逆加工の申告書

写真加工アプリがにぎやかです。

スマホで撮影した写真を編集・加工できます。
(モザイクがほしい Screen Masterを使ってみる)

いわゆる「ばえる(映える)」写真を簡単に作れるのが魅力です。

そうした写真加工アプリと正反対の変換を得意とするのが、申告書です(笑)。

どんなキラキラした仕事や収入があっても、地味な印象にしてしまいます。

人気Youtuber(ユーチューバー)も申告書上は地味になります。

地味にする申告書 フレームは決まっている

適正な記帳や決算・申告のイメージは以前お伝えしました。
(決算申告は七三分けでOK 適正はカタブツ)
魅力的で個性的な経営内容と税務会計の没個性の処理が矛盾しない、ということです。

上記の記事は、経営者や税理士側の視点です。

言い換えると、複数の選択肢から能動的に有利な選択をするともいえます。

そうした選択とは逆に、あらかじめフレーム(様式や書式)を与えられる処理もあります。

申告書です。

初期設定からカスタマイズできません。
デフォルト設定のみです(笑)。

見方を変えれば、どんなキラキラした仕事や収入でも無味乾燥なフレームにはまることになります。

というよりも、すべてのキラキラ感を地味なフレームに当てはめて完成させます。

地味にする申告書 今までにないっ!?で慌てない

景気の良し悪しとは別に、目新しい取引は登場します。

数年前ならFXや暗号通貨(仮想通貨)取引、最近ではYoutuberの活躍。

パッとみると、インターネット・仮想空間・カタカナ・外国語と面食らう印象です。

ついうっかり、「今までにないっ!?」とアタマが真っ白になりそうです。
慌てます。

その一方で、申告書のフレーム(様式)はぶっきらぼうに変化無しです。

収入や所得の分類は、未来永劫不変の感さえあります。
(鬼のように変化が嫌いなんでしょうか(笑))

所得控除(「所得から差し引かれる金額」)は毎年変更はありますが、収入や所得とは別の論点です。
(政府の社会保障政策と関連したりします)

キラキラした仕事や収入を地味に変換する申告書は、とっつきにくい印象です。

とはいえ、決められたフレームを利用するという考え方もできます。

「今までにないっ!?」という仕事や収入であっても、これまでの当てはめ方を利用できるかもしれません。
・どんな収入とみなすか
・どの収入と異なるか
・経費は計上できるか
・節税は可能か
・脱税の可能性はないか

地味な申告書ですが、アタマが真っ白になったときには有効です。

 

蛇足
紙の申告書もいつまで使われるんでしょうか?

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