決算申告は七三分けで OK 適正はカタブツ

今ではかえって個性的かもしれませんね。


決算申告は七三分け  直感的なイメージは大事です

帳簿の作成や決算申告を適正に行いましょう、というのはよく聞く話です。

そういった適正な処理をサポートすることが、会計事務所や税理士のサービスです。

意図的な脱税にはペナルティもあるので、適正ということばには違和感は感じないはずです。

とはいえ、適正にしようというだけでは漠然と抽象的すぎます。

具体的な行動に移るには、直感的なイメージが欲しいところです。

私の適正な記帳や決算申告のイメージは、「七三分けのネクタイスーツ姿」です(笑)。
(黒色のフレームのメガネがあれば、尚可です(笑))

決算申告は七三分け  没個性的が適正につながる

かつて会計事務所に勤務していた際に、色々なお客様を担当していました。

そのながでも、一見するとやんちゃそうな経営者もいらっしゃいました(笑)。
製造業を営まれ、工場での作業着姿が印象に残っています。

製造業でやんちゃな経営者というと、税務会計上の処理に不安を覚えそうなイメージです。

しかし、実態は長期にわたって黒字経営が続けられるのも頷けるほど適正な会計処理が行われていました。

決算申告だけでなく、普段の記帳や資料の保存等も適正に行われており、 不安を感じさせない内容でした。

会計事務所の所長曰く、「あの社長は書類上は七三分けのネクタイスーツ姿」と表現され、妙に納得できました。

七三分けのネクタイスーツ姿といえば、没個性的・無味乾燥の代名詞。
一般的には、マイナスのイメージです。

しかし、見方を変えれば適正・きっちり・かちっとした確かさを想像します。

決算申告は七三分け  個性は経営内容で

税務会計の処理は、会計や税法が絡んだ複雑なものです。

処理も単一とは限らず、経営規模や業種、さらに条件次第で処理が異なります。

それでも、適正といえる 処理や考え方があります。

たとえば、会計では正確性や適時性を確保するための、真実性・実在性・網羅性を確認します。
業種や規模に関係なく、全ての組織に当てはまる考え方です。

経営者は事業活動の個性を魅力につなげていきます。

その一方で、そうした魅力的な個性を支える適正な処理は没個性的です。

矛盾ではありません。

魅力的で個性的な経営を没個性的な処理が支えることが適正なのです。 

 

蛇足
あからさまな七三分けという姿も徐々に見なくなりました。
21世紀の没個性のイメージってどうなっていくんでしょうか?

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