租税教室で登壇しました! 大人の皆様大丈夫ですか?
にわか先生(笑)。
(業界の風習では「先生」ですが、登壇は初)
元祖コンサルタント
租税教室で登壇 準備サクサク
税理士会に所属していると税務の相談以外でも
イベントに関わることがあります。
その一つが「租税教室」。
税理士が小学校・中学校・高校に赴いて登壇して、
税金の授業をします。
私も今秋、租税教室でとある小学校(6年生)で登壇しました。
(租税教室の講師を引き受けた理由とは? 建前と本音の視点)
税理士会でも租税教室の資料は準備されており参考にしました。
(本番では使用していません)
租税教室では以下の準備をしました。
- 日税連の租税教室資料や動画を参照
- 地域の図書館の児童書コーナーで資料閲覧
- 「Transno」で授業構成のメモ作成
- 訪問先の担任教諭との打ち合わせ
租税や税金というと大人でも厄介なテーマなのですが、
意外に図書館で参照できる資料が多くありました。
担任の先生とは1か月前から日程を確認した後、
下記の件を照会しました。
- 租税教室で期待されることや留意点
- 外部の講師が登壇する上での留意点
- 当日の日程や駐車場所の確認
担任の先生からはご回答と教科書のPDFをメールでいただきました。
私が参照した日税連の資料(パワポ)はをお送りしたところ
仕様上容量オーバーとなったので、Dropboxで共有しました。
租税教室で登壇 本番は2部構成
租税教室での内容は2部構成にしました。
授業の前提として、
- 新しい知識の伝達ではなく、
- 学習した知識を別の視点でとらえ直す
と設定しました。
授業の前半では、
- 生徒がすでに学習した内容を振り返りつつ、
- 税金の仕組みや役割と既存の知識をつなげる
ことを伝えました。
比較的マクロな視点から税金をとらえた内容です。
授業の後半では、
- 税理士の役割と
- 仕事と仕事の関わり方
といった面から税理士の仕事を中心に伝えました。
前半とは対照的にミクロな視点です。
時間は前半・後半とも20分ずつです(45分授業)。
質問をしつつ、生徒の反応を見ながら授業を進めました。
租税教室で登壇 大人並みと感じる誤解
租税や税金は大人でも難解でとっつきにくいテーマです。
しかし、実際に相談してみると生徒の反応は予想外でした。
憲法での原則や義務といった学習済みだけれど抽象的な内容は
食いつきがイマイチ(笑)。
その一方で、税金について知っていることなどを質問してみると
予想以上に多くの返答がありました。
予想外のやりとりと感じた理由は、
- 一般的な大人とのやりとりと大差がなかった
という印象です(笑)。
税金に関連した授業は、小学校と中学校で学習した知識が
大半の大人の知識といえます。
義務教育以降は、個別に詳細な知識が補充されるのみです。
皮肉な話ですが、大人になり、有権者や納税者となっていく段階の一方で
税金やその仕組みの知見が更新もアップデートも不十分かもしれない
という印象が強まりました。
大人だからこそ勉強するべき、という見方もできます。
税金を通じてお金の不安を減らすサポートをしている税理士としては
より丁寧な応対や注意が必要と感じた体験でした。
蛇足
1コマが45分だとあっという間の印象です。
登壇してみると集中力の途切れる間がありません。
生徒時代と雲泥の差でした(笑)。
蛇足2
Transnoメモ
(Transnoでメモを立体化する ベタ打ち・マインドマップの相乗効果)
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