税務会計の顧問料の交渉で実態がわかる!?
カンタンだから値引きにはならない理由とは?
健康診断の検査結果をみると予想外の健康状態が判明
といったことがあります。
とくに問題がない結果でも、当事者である自分が知らない
という事実に驚きます。
事業経営でも同じような場面がありそうです。

食べてみないとわからない!?
値引きと交渉 カンタンの基準とは?
税理士に事業経営での税務会計処理を依頼することは
ありふれていても悩みのタネかもしれません。
顧問料の相場はあっても一律ではありません。
私も事務所のサイトでサービスや料金表を公開していますが、
複数の税理士事務所の情報を参照することがおすすめです。
他方、経営者であれば顧問料を自社の経営内容から判断する
ということが少なくありません。
たとえば、、ウチの処理はカンタンだから顧問料を安くして
といった具合です。
私に限りませんが、税理士が警戒レベルを上げるフラグです(笑)。
値引きと交渉 実態がわかる!?
税理士の顧問料には記帳や帳簿の作成も含まれる面があります。
うっかりすると、顧問料=入力代行といった誤解だけでなく、
損益処理にのみ偏った作業とみなしているかもしれません。
大きな誤解です。
記帳や帳簿の作成は経営の管理、決算書・税務申告書の作成の
土台ですが、顧問料のすべてではありません。
記帳や帳簿の確認を切り口にして、
- 会計・税務判断の検討・確認
- 税制改正への対応
- 決算・申告への影響の検討 etc
といった対応を進めていくことになります。
一見すると損益計算に関係なさそうな役員貸付金の発生も
放置すれば経営・税務でのリスクとなります。
消費税の処理や税務判断も対応次第で結果が大きく変わる
厄介な一面があります。
さらに厄介なことは、上記のようなリスクを経営当事者でも
把握しきれていない可能性があることです。
値引きと交渉 改善点もわかる!?
健康診断で自分が想定していなかった結果を目の当たりにすると、
ドキッとします(笑)。
とはいえ、改善すべき対象や度合いがわかれば悪くない成果です。
さらに踏み込めば、改善点や再検討の余地も見いだせます。
税務会計の処理であれば、効率性の改善やコストの削減だけでなく、
経営の分析や資金繰りの改善も視野に入ります。
事業経営を対象とした税務顧問料の射程は狭くありません。
経営全般・中長期を想定しての対応となります。
カンタンに値引きできる対象ではありませんね。
蛇足
アイキャッチ画像はフルーツゼリー「水きらら(浦田甘陽堂 金沢市)」です。
最上段のあんずからぶどう、桃としっかりフルーツが詰め込まれています。
ゼリーは食感も見た目も涼しさを感じさせるので酷暑に向きますね。
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