ガラス張り経営は弱くて脆いのか?
切れ目なく持続的に経営を強化する!
「ガラス張り」の経営は真っ当なスタイルの印象ですが、
経営の強さと結びついていない印象かもしれません。
透明=弱くて脆いの印象かもしれません。
誤解を解いておくことが大切です。

脆くはないハズ
ガラス張りの強度 適切だが…?
効率性や経済性が経営に必要なことは言われるまでもありません。
税務会計の処理を適切に行うことに異論もありません(よね?)。
「ガラス張り」の経営にあえて反論する余地はなさそうです。
一方、「ガラス」という表現から経営の透明性の高さが
弱さや脆さにつながる印象があるようです。
透明性の高さが実益をともなわないスローガンでしかない
といった誤解もあるようです。
残念な誤解を解く必要があります。
ガラス張りの強度 透明のメリット
「ガラス張り」の経営といっても経営情報を闇雲に公開する
というわけではありません。
他方、理念だけ・掛け声だけの努力目標でしかないもの
という見方も誤解です。
小規模な経営規模であっても、経営者が適切かつタイムリーな
経営状況を把握しているとは限りません。
会計処理が十分ではない状況では、
- 損益状況の把握が遅れがち
- 在庫・仕入の管理が曖昧
- 売掛金の回収に不備 etc
と経営者でさえも不安を抱える状況となります。
上記の不透明な経営状況は、
- 資金繰りの不透明性
- 担当者による不正な仕入れや横流し
- 売上請求による取引先とのトラブル
と経営上の実害となる可能性があります。
不透明な会計の状況は経営の弱さや脆さにつながります。
ガラス張りの強度 切れ目のない処理とサポート
ガラス張りの経営は事業経営、経営者の判断を強化する
という点で必要となります。
- 資金繰りの不安を減らす
- 在庫・仕入の適正化
- 売上・売掛金・入金の突合
経営の強度を上げることで、
- リスク管理
- 迅速な経営判断
- 対外的な信用力の強化
と事業経営上プラスとなっていきます。
「ガラス張り」の経営は一時・短期の取り組みではなく、
切れ目のない持続的な取り組みが必要となります。
「月次決算」はガラス張りの経営を続けていくうえで
裏付けとなっていきます。
適切かつタイムリーな税務会計処理とガラス張りの経営は
セットでとらえることができます。
経営者だけでなく、税理士との協働を通じて
ガラス張りの経営を続けることがおすすめです。
蛇足
アイキャッチ画像は実家の「雪囲い」です。
2025年(令和7年)の設置が無事完了しました。
毎年晩秋から春まで家の側面に積もる雪から家屋を守ります。
とはいえ、積雪が少ないことを祈るのみです。
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