データ・ツール・成果品を分けて業務を見直す!
税務会計処理は中長期の視点で!
お盆や年末年始はしっかり休息をとりましょう!
仕事の関係者が休みに入ってスケジュールが空くので、
私はゆっくり仕事の見直しや調整ができます(笑)。
黙々と処理を進めている間にはみえない実態がみえてきます。
分けて見直す 税務会計処理を分解すると…?
2025年(令和7年)8月のお盆休みは9市(土)から17日(日)まで
9連休という方も多いようです。
私の税理士業はカレンダー通りでの営業です。
とはいえ、周囲がお盆休みや夏の休暇をとっている間は
連絡なども少ない状況です。
秋以降に向けて着々と、あるいはヒタヒタと準備を進めています。
税理士なので税務会計処理には慣れてはいるものの、
かえって惰性も強まりがちにもなります。
あらためて業務を分解して見直す機会も悪くありません。
分けて見直す データ・ツール・成果品
税務会計の処理を「データ」と「ツール」と「成果品」から
分けてとらえ直すことができます。
まずは「データ」。
会計も税務も裏付けのあるデータがなければ始まりません。
処理のとっかかりともいえるデータですが、
- 収集の管理
- 適時性・スピード感
- 適切性
とお客様側の協力なしにはデータの扱いの改善を見込めません。
データや資料の取り扱いは他のツールやスキルで補うことはできません。
ツールの利用はお客様側での仕事の進め方だけに限らず、
税理士との役割分担と関連します。
会計ソフトを利用するといっても、
- データの連携、Excelでインポート、手入力
- すべて社内で入力、部分的に入力、丸投げ
- 会計処理のみ対象、販売・給与処理とも連携
とお客様と税理士双方で見直す点があります。
税務会計の処理にも成果品はありますが、
- 帳簿から決算書・税務申告書まで
- 上記に加えて試算表など月次決算関連
- さらに資金繰り表や経営分析の資料作成
と成果のとらえ方次第で成果品にも違いがあります。
分けて見直す 改善・役割・協働の見直し
税務会計処理は簡単ではありませんが、分けて見直してみると
優先度や取捨選択の見通しが立ちます。
データ・ツール・成果品を個別に見直すのではなく、
中長期の視点で関連付けて見直すことが不可欠です。
かつて設定した税務会計の処理が何らかの事情が重なり
期待に沿わない状況になっていることもあります。
税理士のサポート、協働での改善や見直しの機会がおすすめです.
蛇足
アイキャッチ画像は近所に咲いていた「ルドベキア」です。
和名では「オオハンゴンソウ(大反魂草)」という名称もあります。
和名を漢字で表記すると、お盆の仏花と誤解しそうです。
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