会計処理のリスクは投資でカバーする!
リターンは投資で!
いわゆる「横文字」は嫌われる傾向があります。
「DX(デジタルトランスフォーメーション)」が典型例ですね(笑)。
他方、簡素な表現はしっかり定着しやすいようです。
内容が理解されているかどうかは別ですが(笑)。
リターンと投資 カンタンなセミ取り
私が子どもの頃、1980年代の夏は田舎で生活していたこともあり、
蚊だけでなく、アブやオロといった虫によく刺されていました。
2025年(令和7年)の現状、実家でもそうした虫はみかけません。
他方、セミは今も昔も変わりなく鳴き続けています。
アイキャッチ画像は散歩中に撮影したセミです。
求愛行動で鳴き続けているためか、あっさり見つけられます。
セミにとって鳴き続けることは求愛のリターンもありますが、
セミ取りの子どもに見つけられるリスクもあります。
リターンとリスクの釣り合いはセミの行動に限りません。
リターンと投資 会計処理のリターンとリスク
経営に熱心、商売が好きという経営者でも会計処理となると…、
後回しにしたい方も多いはずです。
適切な会計処理からのリターンと怠った場合のリスクを整理してみると、
- 税負担
- ◯余分な税負担を回避、税務調査対応にもつながる
- ✗本来の税負担以外のペナルティ、節税機会喪失
- 資金繰り
- ◯積極的な投資判断、融資申し込み
- ✗資金不足による機会の喪失
- 経営判断
- ◯採算性や効率性の好循環
- ✗不採算の放置
といった多岐にわたる面での違いが明らかになります。
会計処理を怠るこtで横領などの不正も生じやすい環境になります。
リスクが顕在化した後、事後的な対応をとることは必要ですが、
後手に回らない事前の対応をとるべきです。
リターンと投資 捨て金ではありません!
会計処理からはリターンも期待できますが、リスクもあります。
とはいえ、会計処理は自然災害や突破兎的な事故とは異なり、
適切な対応次第でリスクに対応するうことができます。
留意したい点は「支出」のとらえ方です。
会計処理にも「支出」はともないます。
- 会計ソフト
- クラウドストレージなどのサービス
- パソコンなどのハード機器
- 人件費や依頼料等
税務申告の対応といった限定的な仕方のない支出ととらえると、
会計処理のコストは「費用」でしかありません。
他方、会計処理からのリターンに期待する支出は「投資」といえます。
お金の支出の仕訳はシンプルです。
- (借方)費用?、投資? (貸方)お金
経営にはリスクもコストもつきものですが、
- リターンを得るために投資が必要!
という見方は欠かせないはずです。
セミの求愛の鳴き声は夏だけに限られていますが、会計処理は季節を問いません。
適切な会計処理を続けられる仕組みやサポートを税理士と協働で進める
という選択肢があります。
セミのリスク回避にはない選択肢です(笑)。
蛇足
セミは路上でひっくり返って動けなくなっていることがあります。
鈍くささに親近感があり(笑)、ひっくり返しています。
セミの鳴き声が聞こえている季節は長くありませんね。
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