ノートとペンと電卓とノリで経理をスタートはダメですか?
ご要望と期待には応えたいところです。
力技も選択肢
経理スタート 提案や注文がありがたい理由
20年以上前、ラーメンブームがありました。
その当時、関西のとある人気ラーメン店にいったところ
- 麺の硬さ
- 背脂の量
- 辛さの度合い
- ネギの量
といった細かな注文ができることに驚きました。
今となっては珍しくないサービスですが、
数百円のラーメンにも差がつくことを実感しました。
細かな依頼や発注は、一見面倒です。
しかし、一定の範囲や選択肢に止まってるならば、
- お客様の満足度
- 提供側の不安を払拭
と釣り合うのでWin-Winといえます。
税務会計サービスでも同じような局面があります。
経理スタート 手書き経理にもダメ出しはありません
「記帳指導」というサービスがあります。
スタートアップされたばかりの個人事業主の方を
- 青色申告での記帳
- 電子申告での確定申告
- 以上を経営者自ら行う
ことへとサポートする企画です。
税務署が希望者を募り、税理士が応対します。
私も今期、記帳指導に参加しています。
「指導」という企画の性格もあり、面談の内容は、
- レクチャー
- 質疑応答
で進めています。
記帳指導は、税理士側にとっては一般的な営業ではありません。
言い換えると、記帳指導に参加される経営者の要望に沿う
可能性が広いともいえます。
たとえば、経理処理。
税理士が一般的に税務会計サービスを受任する場合、
- 複式簿記
- 会計ソフト
での処理が前提です。
一方、記帳指導の場合では必ずしも複式簿記や会計ソフトでの
経理処理を前提とはしていません。
青色申告では、簡易簿記という選択肢もあります。
ノートに手書きで記帳をすることで帳簿を作成します。
- 売掛帳
- 買掛帳
- 経費帳
- 固定資産台帳
- 現金出納帳
不慣れな処理でも取り組んでいこうとする場合には、
少しでも慣れている処理をとりいれたい気持ちも働きます。
領収書やレシートを台紙やノートに貼り付けて、
帳簿用のノートに手書きで記帳して、
電卓で集計する
という選択は合理的な面もあります。
上記の経理スタイルは、否定やダメ出しの対象
ではありません。
経理スタート 提案と折り合い
現状の経理処理が手書きであったり、伝票や勘定科目印
を使用していても否定の対象とはなりません。
とはいえ、ノートや手書き、電卓での記帳の継続では、
- 労力
- 効率性
- データの利用
といった面で頭打ちが予想できるからです。
そうした状況であれば税理士からの提案が
ありえます。
事業規模や経営状況とバランスのとれた経理処理では、
エクセルやスプレッドシートの利用も可能です。
現状の経理処理を否定するわけではない
折り合いのつく方法を検討する選択肢もあります。
蛇足
冬が近づいてきました。
アイキャッチ画像は実家の雪囲設置のマストアイテムです。
(冬支度と決算みたいな締め切り)
作業中、元気の無いタヌキが実家の周りをうろついていました(笑)。
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