偏見や思い込みがあると不安になります 冬じゃなくとも確定申告準備はOK!

布団からでるときにためらいが無い季節は
いつまでも続きません。


季節感を問わず利用可

思い込みで不安 誤解で自縄自縛

自縄自縛じじょうじばく」という言い方があります。

自分の考え方に縛られてしまい、不自由な状態に陥ることです。

悪手に気づくと自己嫌悪となります。

一方で、状況のマズさが人為的と気づかないケースもあります。

自縄自縛に陥って気づかない場合、

  • 偏見
  • 思い込み
  • 知識不足

といった原因があります。

たとえば、確定申告。

冬、真冬、1月から2月にかけて処理する対象
という思い込みがあるかもしれません。

誤解です。

申告時期が2月から3月上旬であって、対策は年内に行います。

思い込みや知識不足に気づかない状態が続くと、
結果的に不安が増して、対応が遅れがちになります。

思い込みで不安 確定申告書作成コーナーで先回り

国税庁が提供している定番のウェブサービスに
確定申告書等作成コーナー」があります。

ちょっとした誤解ですが、確定申告期以外でも利用できます。

うっかり無申告だったので慌てて申告する、といった場合以外
利用が思い当たらないかもしれません。

使い方というよりはとらえ方次第では、
今年の確定申告の準備に使えます。

たとえば、2022年(令和4年)1月以降に土地を売った場合、

入金された金額を笑顔で迎えつつも、税負担が気になる
といったケースが考えられます。

土地→不動産→売却→収入というつながりから
所得税、譲渡所得が想定できます。

上記の発想を展開すると、

  • 申告書の書き方
  • 必要な書類
  • 負担する納税額

といった具体的な課題がわかってきます。

このときに「作成コーナー」を利用する選択肢があります。

2022年9月時点では、「作成コーナー」は2022年(令和4年)分に未対応です。

とはいえ、手続きの概要や順序・必要な書類、概算の税額を
シミュレーションすることはできます。

「作成コーナー」利用の留意点は、

  • 令和4年分の確定申告には未対応
  • 他の所得や控除を反映させる必要がある
  • 準備やシミュレーションの一環

といった割り切った限定的な利用環境ということです。

思い込みで不安 不安→対策へ

ぼんやりした不安は、何をすべきかがわからない
ということで不安が拡大します。

限定的なシミュレーションでも、

  • やるべきこと
  • 期限
  • 負担

といった具体的な課題を分解して取り組めます。

電子申告e-Taxを利用するのであれば、マイナンバーカードが必要です。

上記の土地譲渡で収入があり、税負担額が想定できれば、
使えるお金もみえてきます。

偏見や思い込み、知識不足による不安の拡大は解消できます。

確定申告だからといって冬、翌年を待つ必要はありません。

思い立ったが吉日です。

 

蛇足
生真面目な方は、テキスト・マニュアル→実行の傾向があります。
シミュレーションでは、実行→情報の確認を試してみる
がおすすめです。
行動のテンポが上がります。

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