月次決算って面倒な経理処理?、という誤解
本当の楽って、他からみたら面倒くさいかもしれません。
気楽?、それともしんどそう?
月次決算は面倒? コロナ禍だからこそ
仕事の時間単位、とくに経理業務では1か月や1年がよく登場します。
毎月の売上や支払いの請求処理は1か月、決算や申告は1年が一般的な期間です。
税理士や会計事務所のオーソドックスな顧問契約も月単位での応対です。
事業規模や経理状況次第で2~3か月に一度の応対といったケースもよくあります。
月次決算で業績を管理というと、
・経理体制が整っている
・業績管理を重視している
・業務の効率化が進んでいる
という印象があります。
経営者が自ら積極的に経営を管理している印象がともいえます。
しかし、アフターコロナではそうした内発的動機づけ以外での
月次決算も必要とされるかもしれません。
コロナ禍での融資環境の変化で、中小企業でも四半期の報告が求められる
可能性が拡大しています。
(四半期の報告で経理って厳しくなる!?、という誤解)
四半期ごとの報告には、1か月ごとの経理処理が前提となります。
月次決算は面倒? セミオートマチック
月次決算というと、「決算」のことばで気が重くなるかもしれません。
誤解です。
月次決算での処理の精度は、年1回の決算(と申告)に比べると高くありません。
毎月の売上や支払の請求の管理、給与、棚卸や減価償却費の計上など、
処理は比較的定型化したものが中心です。
売上や支払いの管理は、経営を続けるならそもそもやっているはずです。
給与の支払いや源泉徴収、社保の納付も未処理ならば従業員や当局からクレームがきます。
減価償却費の計上は概算額ですので、本決算ほど気を遣うこともありません。
こうしてみると、月次決算とはいっても実態は既にやっていることを
会計処理、帳簿上でも見える化するといえます。
イレギュラー対応を別にすれば、月次決算は車の運転にたとえると
オートマチックとマニュアルの間のセミオートマチックといえます。
(車の免許はマニュアルか、オートマか?)
月次決算は面倒? 導入するから早くなる
年1回の本決算ほどしんどくはない月次決算ですが、
それでもまだ誤解があるようです。
「うちは経理が・・・(はぁ~)で、月次決算は無理」
誤解です。
経理の理解や処理、仕組みが万全だから月次決算をする、
わけではありません。
業績を把握して、経営を管理するために月次決算をするわけです。
経営状況を早く知りたいのに、できていないからこそ、
月次決算で仕組みを見直していくことになります。
蛇足
そういえばサーカスも暫くみていません。
昨年2020年、金沢では木下大サーカスの公演が中止でした。
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