土地に関連した税金をざっくり整理する
どんな渋滞でも暑苦しいことに変わりありません。
税金の渋滞でも交通整理が必要です。
土地の税金 税金ばっかり!?
地方で生活すると、車の購入・所有・利用は欠かせません。
必然的に車の税金とのおつきあいも増えます。
- 自動車税
- 自動車取得税
- 自動車重量税
ごちゃごちゃしているようですが、勘定科目は交際費ではなく(笑)、
「租税公課」と経費科目でまとまります。
車とは対照的に、土地に関連した税金は単一の勘定科目といった
視点では整理できません。
見方を変えた方が良さそうです。
土地の税金 フロー・ストック・手続き
土地(不動産)に関連した税金は、
- 所得税
- 住民税
- 固定資産税
- 都市計画税
- 相続税
- 不動産取得税
- 登録免許税
- 印紙税
と多岐に渡ります。
ちょっとした交通整理、カテゴリー分類をすると
見通しが良くなります。
土地に関連する税金を下記の3つのグループに分類します。
- フロー:所得税・住民税
- ストック:固定資産税・都市計画税、相続税
- 手続き:不動産取得税・登録免許税・印紙税
「フロー」という視点で土地に関連した税金をとらえると、
所得税と所得税からつながる住民税が対象になります。
不動産からの収入や譲渡による収入があり、
収入→所得とつながることで税負担が生じます。
「ストック」からとらえた土地に関連した税金は、
土地の所有や相続による税金となります。
税額の計算では、
- 課税標準額
- 評価額
に対して税率を掛けて計算します。
「手続き」で分類した土地関連の税金はフローやストックに連動して
機械的に税負担額が決まります。
税金の負担はお金の悩みにまとめられますが、
- 何を対象に
- なぜ・どうして
悩んでいるかを未整理で放置すると、いたずらに消耗します。
土地の税金 お悩みの対象はどこですか?
土地に関連した税金を整理していくことで、
税金の悩みが、
- 対応や対策ができる(できない)
- 検討の余地がある(ない)
と具体的になってきます。
不動産からの収入がある場合であれば、
- 経費の計上
- 青色申告特別控除
- 各種所得控除
と税負担額と折り合いをつける措置があります。
ストックに関連した税金では、固定資産税や都市計画税は
賦課方式の税金で検討の余地は基本的にありません。
これに対して、相続税の場合では評価額のマイナス要因により
税負担額が変動します。
土地に関連した税金は負担額が大きく、
長期にわたる可能性があります。
個別具体的な対策の検討は必要ですが、
建設的な悩み方がおすすめです。
蛇足
記事の内容はざっくりした内容です。
とはいえ、ざっくりした見通しすらないと
何に悩んでいるかも表現できなくなります。
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