経営と経理のチグハグ感は解消がおすすめ！
インボイス対応だけで終わらせない！

「矛盾している」や「平仄ひょうそくが合わない」だとキツイ印象ですが、
「チグハグ」だと表情に余裕が出ます。

リラックスすると次の手が打ちやすくなりますね。

チグハグ解消　ことばと結果の不一致

思い込みや安直な想定をしていると誤解につながります。

リアルの対面でもZOOMなどのオンラインでのおうたいでも
対話が重要なことは明らかです。

不安や疑問は対話でことばにしてみると、具体的に実感が湧き、
対応する課題となります。

たとえば、消費税インボイス制度。

2023年(令和5年)10月1日より制度が開始されました。

これまで免税事業者だった段階から課税事業者にシフトして、
今後の消費税の申告・納税に対応する事業者も少なくありません。

消費税の申告・納税の負担が不安となります。

申告や納税の負担と不安を解消したいという要望があるのは当然です。

反面、そうした要望と現状が不一致のケースも多々あります。

チグハグ解消　何を整えるのか？

消費税インボイス対応をとっている個人「事業者」であれば、

• 所得税
• 消費税

それぞれの申告・納税が必要です。

免税事業者がインボイス対応をとった場合には、

• 「２割特例」

といった負担軽減措置が選択できます。

「２割特例」以外にも経営状況次第で「本則課税」や「簡易課税」
といった選択の余地もあります。

申告・納税は義務であっても、納税者に有利な選択が可能
という点は見逃せないはずです。

インボイス対応が

• 登録申請や請求書への「登録番号」などの記載だけでなく、
• 申告・納税までを含めた検討と実行

と考えれば違和感はないはずです。

一方、消費税の申告・納税は一つの税目として完結していますが、

• 経理処理は所得税(法人税)と平行できる！

という現実的な対応があります。

所得税では、「青色申告」制度があります。

帳簿を整備しておくことで節税などの特典が受けられます。

所得税と消費税の申告・納税の負担を減らすのであれば、

• 「青色申告」＋「２割特例」

といった選択が整った印象となります。

チグハグ解消　違和感を見逃さない

「白色申告」と「２割特例」の組み合わせは間違いではありません。

ただし、制度の理解や検討の結果であるかは確認する必要があります。

• 所得税:「白色申告」・「青色申告」
• 消費税:「２割特例」・「本則課税」・「簡易課税」

制度や効果の違いを理解や検討無しに選択を済ませていると、
第三者目線ではチグハグ感が残ります。

所得税でも消費税でも選択の余地はあっても即変更可能ではありません。

インボイス対応は消費税の申告・納税までのを含みますが、

• 所得税の申告・納税とも経理と資金繰りでつながる！

という視点もあります。

負担を最小化したい経営判断と経理の状況が一致しているかどうか？
違和感を見逃さないことに留意が必要です。

 

蛇足
石川県小松市には歌舞伎「勧進帳」の「安宅の関」がありました。
お菓子にもそうした縁が感じられます。
「河田こうだふたば」初代は同じく小松市出身の「出町ふたば(京都市)」で
修行した後に小松市で創業したそうです。

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