直感でつかむ 金沢市の場合

直感で理解するメリットを考えてみました。

金沢市を表現

1直感でモノゴトを理解するメリット
2直感で金沢市をとらえる
3直感からの成果 観光はドーナツの穴を食べること

直感でモノゴトを理解するメリット

理詰めの理解も好きなのですが、直感による理解にも魅力があります。

モノゴトを理解する目的を2種類に分けてみます。
一つは自分のため、もう一つは自分が理解したことを他の人と共有するためです。

直感での理解は、自分とは別の人とのコミュニケーションのためにより必要となります。

直感で金沢市をとらえる

たとえば金沢市を石川県外の方に大雑把に説明する場面を想定します。

面積や人口、名所旧跡、有名な出身者などのデータはウェブで検索すれば簡単に得られます。
北陸新幹線の開業以降はメディアでも頻繁にとりあげられるので、石川県在住者より旅行者の方が詳しいこともあるでしょう。
(とくに北陸新幹線開業以降にオープンしたホテルは石川県在住者に尋ねても無駄だと思います)

ただし、トリビアに詳しいことは必ずしもモノゴトの全体を理解することにつながりません。

今回冒頭に掲げた写真は、ちょっとまぬけですが、金沢市の全体を直感的に理解する手段になります。
まず、皿全体が行政上の金沢市です。
皿の左側(西側)は日本海で、右側(東方面)は富山県に隣接しています。
次に上側の箸は浅野川、下側の箸は犀川です。
最後に箸(川)に挟まれたドーナツ(※都合上バームクーヘンで撮影)が、観光で重視するところの歴史的な金沢です。

直感での理解は大雑把すぎる面もありますが、詳細は後で補えば良いのです。

直感からの成果 観光はドーナツの穴を食べること

直感で大雑把に理解すると、大雑把さゆえのツッコミが出てきます。

たとえば、なんで中心をドーナツ(バームクーヘン)でたとえるのか?といったところです。
回答としては、約45万人の金沢市の人口でも中心市街地の人口は10%未満の空洞化が生じているから、というところです。

直感による大雑把な理解→ツッコミ→疑問解消はより深い理解につながります。

また別のツッコミ(疑問)として、ドーナツの穴みたいな所に旅行者が来とるんかい?とも言えます。
前向きな答えとしては、日常ではなく非日常を長い歴史のなかで感じることが観光であるし、それはドーナツの穴を食べるかのような、これまでにない刺激を得ることです、といった説明さえできそうです。
(そんな面倒な問い合わせがないことを祈りますが)

直感でモノゴトを理解する、ツッコミを入れる、疑問を解消するという過程が魅力です。

 

蛇足
「ドーナツの穴を食べる」の私的表現です。

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