ゼロゼロ融資の返済前にセルフチェックがおすすめです!
まずこっそりセルフチェックからスタートなら、
プレッシャーは小さいはずです。
返済前チェック 2023年の嵐とは?
「嵐の前の静けさ」ということばがあります。
2022年(令和4年)はコロナ禍や物価上昇が続いていますが、
「嵐の前」といえます。
2023年に予想される嵐は、
- ゼロゼロ融資の元本返済の開始
- 消費税インボイス制度の開始
があります。
どちらも業種業態を問わず影響がありますが、
事業の継続性からはゼロゼロ融資の元本返済に
注目が集まります。
返済が1年後からスタートではあるものの、
対策は早期がおすすめです。
返済前チェック 対象は返済原資
石川県信用保証協会がゼロゼロ融資の返済に対応した
セルフチェックの仕組みを公表しています。
(「石川県信用保証協会 セルフチェック」で検索してください)
シンプルな質問への応答とざっくりした損益状況をもとに
返済前の状況を把握できます。
まず、質問によるチェックでは、
- 手元資金
- 営業利益
による現状の経営状況を確認します。
A~Dのゾーンに分類することで現状の位置付けとなります。
次に、直近3ヶ月の収支状況をチェックシートで確認します。
- 売上高
- 売上原価
- 人件費
- その他の固定費
といったデータによる経営分析です。
変動費や営業利益は上記のデータから算出できるので
チェックシートの穴埋めはシンプルです。
チェックシートで確認したデータが返済原資につながる過程は
下記のように見える化できます。
数字(金額)だけを眺めると抽象的なデータも
図解すると印象に残るはずです。
勘のよい方であれば上記2つのセルフチェックを利用すると、
返済に向けて逆算によるシミュレーションも考えられるはずです。
売上高からスタートする経営分析と返済からの逆算で
帳尻が合うかどうかを検討することになります。
返済前チェック セルフチェックできるか?
石川県信用保証協会によるセルフチェックはシンプルな構成です。
扱うデータも少なく、複雑な判断に悩まなくとも実行できます。
とはいえ、だからこそ直近の精度の高いデータを使えるか
といった初歩的な問題が目につきます。
曖昧でフワッとした、数か月前のデータしか揃わないのであれば、
チェックの結果以前に解決する問題があります。
金融機関は「事業再生ガイドライン」にみられるように
ゼロゼロ融資返済の「嵐」を既に想定しています。
(銀行の目線ってどんなもの? 「事業再生ガイドライン」の目的とは?)
セルフチェックの結果からの事後的な検討も必要ですが、
セルフチェックの実行過程でも見直すことが見つかるかもしれません。
蛇足
セルフチェックはコロナ感染での「抗原検査キット」に該当します。
(税務支援の後は抗原検査キットでフォロー!)
PCR検査や診断・診療は専門家との関わりが欠かせません。
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