おみやげ 表現のスタイルとして

買うときにはうろうろもやもやします。

1おみやげ 業界用語
2おみやげ 悩ましさ
3おみやげ 表現のスタイル

おみやげ 業界用語

おみやげはいただく側としては楽しみや期待の対象です。

その一方、贈る側としてはなかなか悩ましいこともあります。

税理士の業界用語でおみやげといえば、税務署の調査が入った際に納税者側がわざと軽い指摘事項を用意しておいて調査を早々に切り上げさせようという隠語があります。

納税者は若干の修正申告での負担をしつつ、税務署側も調査による成果を得られるという(=おみやげ)というわけです。

あくまで業界の隠語です。

ただし、おみやげというありふれた習慣ではあるものの、微妙な調整を必要とする行為であることを表しているようでもあります。

おみやげ 悩ましさ

おみやげを贈るときは以下のようなときでしょう。
・あらたまった挨拶
・お詫び
・長期間会っていなかったとき
・旅行後
・出張後

おみやげを選択する際の悩ましさを考えてみました。
・金額は妥当か
・数量は適切か
・贈る相手にふさわしい印象か
・包装はカジュアルにすべきか、フォーマルにすべきか

また、おみやげを贈る相手方で分ける場合を想定すると、個別包装かどうかも確認します。

頻繁におみやげを贈る相手を別にすると、意外に決定事項が多いことに気付かされます。

おみやげ 表現のスタイル

おみやげを贈る側の悩ましさは、おみやげで何を表現しようとしているかに由来します。

感謝やおわびや自慢などおみやげは、贈る側の間接的な表現スタイルです。

ことばや行為であからさまに表現せず、おみやげでもって表現するわけです。

感謝やおわびや自慢といっても、どの程度か・どういう相手に対してか・どういった局面かで様相は変わります。

もし自分がおみやげを贈る側で、なんらかの定番のおみやげや贈る対象が思い浮かび、その定番がいくつもあるならば表現スタイルが豊富とも言えます。

また別の見方をすれば、おみやげになりそうな品でも贈る側や贈られる側を想像できなければ、自分のなかの選択肢に欠けているものがあることにも気付きます。

おみやげという視点からも自分に無い発想や行動を考えるきっかけになります。

 

蛇足
おみやげは、取引先へならば交際費・会議費、同僚や従業員なら福利厚生費と経費の表現も分かれます。

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