内製化と外注を矛盾なく取り入れる!<.br>不毛な二者択一をスルー!

古典的な問題には長く論争になる理由があります。

「きのこの山」と「たけのこの里」も決着していません(笑)。

二者択一のシンプルな結論だけが正解ではない点に
考える魅力があります。

これも選択肢

内製化と外注 メリットもデメリットも

個人事業でも法人の経営でも、規模や業種・業態に関わりなく、
経営者の目線では業務は少なくありません。

営業・販売・製造・開発・調達・人事・総務・経理etc

自前ですべて揃えるといった内製化も選択肢ですが、
外注の利用も選択肢です。

古典的な問題なだけにどちらを選ぶかの判断の基準も
定番化しています。

  • コアコンピタンスとの関連性
  • コスト問題
  • 品質と専門性
  • スピードと専門性
  • リスク

典型的な検討の切り口は、生成AIが論点を整理してくれます。

一般論を網羅的に知る点では悪くありません。

内製化と外注 法令検索を自作できるか?

税理士業は税金、税法を扱います。

法律は膨大な量になるのでITを利用しての検索が有利です。

幸いウェブで利用できる「e-Gov法令検索」があります。

検索できる点は魅力ですが、検索結果を自分用に保存できれば
さらに魅力が増しそうです。

現状期待通りの仕組みやサービス、ツールはないようです。

コスト上の理由から外注はないものとしました(笑)。

サービス化やツール化を待つことパッとしないので、
ChatGPTに相談してみました。

当初の目論みではGoogleスプレッドシートの拡張機能と
e-Gov法令検索のAPIを利用するつもりでした。
 (GoogleスプレッドシートでノーコードでWebAPIを利用する!)

ChatGPTはサクサク手順を提示してくれたのですが、
実行段階でエラー…。

ChatGPTに原因を質問すると、想定していた仕様との違いが
エラーの原因と判明しました。

サービス精神があるのか、代替案を提示してきました(笑)。

  1. e-Gov法令検索をGASでスクレイピング→Googleスプレッドシートに保存
  2. e-Govの法令XML一括データを使った全文検索システムの構築

1を試してみましたが、法令検索のサイトの構造が変更されたらしく
再度挫折…

2をGoogleColabでできないかと試行錯誤中 ← イマココ(笑)

内製化と外注 不毛な二者択一をスルー!

ChatGPTの利用無し、自力のみでの内製化を選択していたら、
エラー表示の段階にすら到達しなかったかもしれません(笑)。

APIの仕組みやGAS・Pythonといったプログラミング言語を
体系的に習得することは簡単とは言えません。

今回の件は、典型的な試行錯誤とも言えます。

税務会計の処理は内製化も外注も選択肢です。

端から税理士への外注一択、丸投げもありですが、
仕組みや実態の理解は置き去りになりそうです。

内製化に固執すると、業務全体のバランスに響きます。

内製化と外注双方のメリット・デメリットが実感できると、
不毛な二者択一にはなりません

税務会計の処理であれば、完全な内製化と完全な外注の間に
ぎっしり選択肢があります

税理士との対話のなかで解決を探っていくことができます。

 

蛇足
アイキャッチ画像は散歩中にみかけた菜園です。
苗の養生の専用カバーを利用しているようでした。
画像検索してみると「苗カバー」や「苗ドーム」で
販売されていることがわかりました。
自前の廃材の再利用だけが選択肢ではなく、
専用のツールはあるものですね。

収穫に期待

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