名刺の情報をあえて削った理由とは?
業務範囲と名刺の記載内容との一致
ペーパーレス化は着実に進んでいる状況ですが、
名刺は依然として根強いビジネスツールです。
営業の導線なので情報を盛り込みたいところですが、
リニューアルでは掲載情報をあえて削りました。
名刺も情報発信のメディアで試行錯誤の対象ですね。

今回はリバーシブル
あえて削る AI✕オンラインサービス
コロナ禍をきっかけにビジネス環境が変化するかも?
とちょっと期待していました。
ハンコの省略、ペーパーレス化が進展もありましたが、
リアル対面での名刺交換は根強く残りました。
名刺は自己紹介の手軽なビジネスツールです。
2025年(令和7年)に名刺のデザインをリニューアルしてみました。
(名刺のデザインを更新する理由とは?)
今回は生成AIのChatGPTとウェブサービスの「Canva」で
名刺の両面をデザインして、「ラクスル」に発注しました。
「ラクスル」はCanvaで作成したデザインを入稿できます。
あえて削る 掲載しなかった情報
名刺の掲載情報は定型化しています。
- 氏名
- 組織名・役職・資格・ロゴ
- 住所
- 電話番号・FAX番号
- メールアドレス
- ウェブサイトURL
- 業務内容
- その他
- 地図、本人写真、業務内容、QRコード
名刺=ビジネスの導線ととらえると、どれも必要な情報です。
とはいえ、今回の名刺のリニューアルでは情報を削減しました。
氏名や税理士の資格、事務所の住所は記載したものの、
メールアドレスや事務所サイトURLは記載していません。
代わりに両面に事務所のQRコードを記載しました。
デザインではタテ型・ヨコ型、片面・両面印刷も選択肢です。
私は従来のヨコ型・片面を両面印刷に変更しました。
あえて削る 欠陥の名刺?
リニューアルした名刺のデザインをChatGPTに評価させたところ、
- 連絡手段の明示がない
- ウェブサイトのURLがない
- 業務内容の記載がない
と想定通りのマイナス評価の指摘がありました。
一般論として妥当な評価です。
一方、そうした評価は織り込み済みだったりします。
- 連絡をメールに一元化しておく
- 割り込みを避ける、業務運営管理のため
- 煩雑なアドレスやURLの入力を省略する
- QRコード検索を利用
- 業務内容その他の事項はウェブサイトでご確認いただく
- 名刺だけで伝えられないことがあります
名刺を渡したから営業の成果につながるとは言えません。
漠然と名刺をばらまいても、名刺に情報を詰め込んでも
アクセスがなければ残念です。
私の個人事務所であれば、応対できる業務範囲は
件数も内容も限られています。
限られた応対できる業務範囲を充実させることが優先です。
名刺の情報をあえて削るだけの理由があります。
蛇足
ChatGPTに名刺の良い点を尋ねたところ、
- ビジュアル・アイデンティティが明確
- QRコードの配置が適切
- 情報整理が良好
とこちらも期待通りの回答でした。
一般論や一般的な評価はChatGPTに期待できますね。
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