親の自動車免許返納とサポート 令和4年5月から道路交通法が改正されました!

免許を返納するかどうか一時点だけでなく、
サポートが長期的な課題ですね。

親の免許返納 ドライブ研修行ってね

私は地方(石川県)在住です。

移動には車の運転が欠かせません。
(最後に電車に乗ったのが何年前か思い出せません)

通信会社に勤務していたときに、職場からの指示があり、
石川県安全運転センターで運転研修を受けたことがあります。

免許センターに併設されたドライブコースを運転したり、
シミュレーターでの反応速度チェックを確認しました。

運転に支障はないと思っていましたが、
客観的な分析から注意される点もありました。

普段の運転では自発的に気づかないことがある
と納得できた研修でした。

親の免許返納 改正道路交通法

令和4年(2022年)5月13日より改正道路交通法が施行されました。

高齢運転者の免許更新時の運転技能検査義務化が目立った改正点です。

これまでの「高齢者講習」に加えて、過去3年に違反歴がある場合
運転技能検査が義務付けられたわけです。

技能検査の対象は、私が以前受講した安全運転研修での確認項目
と類似しているようです。

特段の技能が要求されているわけではなさそうですが、
免許の更新に制約が加わるといえます。

見方を変えると、免許の保持を見直す・返納する
といった選択の機会が増えそうです。

免許の更新時期を待つまでもなく、セルフチェックにより
現状を知ることもできます。

たとえば、「運転時認知障害早期発見チェックリスト30」。
(NPO法人高齢者安全運転支援研究会)

親の免許返納 返納とフォロー

車の免許証の返納する場合、都道府県警のサイトが参考になります。

下記は石川県警のサイトです。

高齢者の免許返納は心理的な抵抗感だけでなく、
日常の生活でも支障があることでフォローが必要です。

免許返納時点で自治体からのサポートがありえます。

たとえば、石川県小松市の場合。

免許返納に対する交通の代替手段でのサポートは必要です。

とはいえ、返納後のサポートは交通だけではありません。

お金の管理、買い物、身分証明などでの選択肢が必要になります。

  • インターネットバンキング
  • ネット通販
  • マイナンバーカード

誤解を避けたいのは、上記の手段を免許返納後の選択肢と考えることです。

免許の所有にかかわらず、上記の手段や利用は有効です。

車の運転以外での選択や手段の利用がプラスになるのは、
高齢者だけではありません。

 

蛇足
石川県小松市の免許返納サポートで登場していた「カブッキー」は
小松市のイメージキャラクターです。

2022年5月は3年ぶりに「曳山子供歌舞伎」も上演されました。

蛇足2
免許の返納後には車の処分があります。
生活手段としての車を売却しても所得税の対象外です。
一方、事業用で使っていた車の場合「譲渡所得」となるので
確定申告での対応が必要となります。

 

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