依頼と期待の一致は要確認です!
耳ざわりなことも双方向でやりとり
スーパーではセルフレジを優先して利用しています。
買ったモノと価格の一致が自分で確認できる点が魅力です。
モノでもサービスでも価格の一致は大切ですが、
トラブルになるまでやり過ごしているかもしれません。
税理士への依頼でもズレは生じるので要確認です。

収穫に期待
依頼と期待 ズレは後からやって来る!
会計や税金の仕組みが複雑なことはともかくとして、
税理士への依頼はシンプルにまとまりそうです。
税理士業と言えば、税務相談や税務申告書の作成であったり、
会計帳簿や決算書の作成と定番化しています。
経営者が税理士に依頼する内容でのズレはなさそう
という印象があるかもしれません。
他方、税理士に依頼したはいいものの期待ハズレ
という不満が出る可能性があります。
依頼と期待 年一でも毎月でも期待のズレ
いわゆる「年一」での税理士への依頼があります。
事業者の事業所得と消費税の確定申告でみられる依頼です。
事業規模や税理士への依頼料と折り合いがついていれば、
帳簿・決算書・申告書の作成が期待できます。
シンプルかつ定番のスタイルなので問題なさそうですが、
それでもクレームの可能性があります。
依頼者のクレームは無視できませんが、フォローには限界もあります。
- 想定していた業績や納税額と隔たりがある
- 体感と実情の差が未確認だった
- 節税のアドバイスが乏しかった
- 事後対応では制約がある
- 依頼から報告までに時間がかかった
- 処理の見積もりが過少の可能性
- 去年と今年で言ってることが違う
- 制度の変更や経営状況の変化 etc
毎月の税務顧問契約でも依頼後の期待とのズレはあります。
- 帳簿の作成や確認しかしてくれない
- 試算表の説明がない・わかりにくい
- 経営に必要な飼料の作成に協力してくれない etc
経営の課題の解決を含めての税理士への依頼をしたつもりでも
依頼後に期待ハズレとなる可能性があります。
依頼と期待 耳ざわりでも双方向で確認
税理士業も商売なのでお客様から嫌な顔をされたくはありません。
反面、年一のお客様に対しては確定申告処理に限定していること、
毎月の対応であれば依頼料の負担をお伝えする必要があります。
ウケを狙うのであれば、値引きを口にしそうになります(笑)。
他方、安請け合いでフォローがおざなりになってしまったり、
期待ハズレが生じるとクレームの原因となります。
耳ざわりなことでも依頼者と税理士双方で確認したか?
といったやりとりが依頼後のトラブル予防となります。
蛇足
アイキャッチ画像は実家の家庭菜園の光景です。
ナスビの苗を植えた後でビニール袋で養生しています。
ビニール袋は実家の両親が酪農業を営んでいたときに
使用していた飼料の袋です。
数年前の廃材ですが長持ちしますね(笑)。
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